パッシブ ラジエーター。 第18回:パッシブラジエーター・キットの実力は?

パッシブラジエーターとは

パッシブ ラジエーター

パッシブラジエーター方式は日本国内では下火です。 大昔には流行したのですが低音再生能力に不確定要素が付きまといます。 ドロン(怠け者)コーンに依存したくないとの意識があるようです。 不確定要素といいますのはドライブユニットの駆動力はどれほどか、ドロンコーンに何を使うかで様々なパラメーターが考えられます。 そのため自作するにあたって規定枠が定めきれず方程式のようなものが存在しません。 海外では設計方程式が存在するようですが 国内では人気乘る方式ではないので披露されていません。 国内においてパッシブラジエーター方式はスマホ用アクティブスピーカーで復権してきていますが小型軽量、低コストで低音増強のための苦肉の策です。 内容積の設定に関しては標準的バスレフ箱と同じ設計手法で良いはずです。 駆動力の大きなドライブユニットならば大型箱に大型ドロンコーンの採用も可能。 駆動力の小さなドライブユニットならば小型箱に同径ドロンコーンの採用が無難です。 過去の製品の一例。 ドライブユニットと同口径のドロンコーンを搭載した物 ドライブユニットよりも大型のドロンコーンを採用した物 スマホ用アクティブスピーカー このXB30はドロンコーンが明らかに小さいですね。 Q 「ホーンくさい」っという言葉を悪い意味で使うことが多いと思うのです。 なので、雑誌などではホーンスピーカーを褒めるとき、 「ホーンくささがなく」っと表現されるときが時々あると思います。 しかし、「ホーンくさくない」と前置きしながら、 「ホーン特有の・・・」とか「いかにもホーンらしい・・・」っというのは、 ようするに「ホーンくさい」ってことではないのでしょうか。 それとも、いかにもメガホン的な音のことをホーンくさいというのでしょうか。 私はメインスピーカーはバックロードホーンなのですが、 店員さんはそのことを忘れていたようで、 「バックロードホーンは音が不自然で大嫌い、 音が遅れてでてきている感じがしてジャズはダメだね」っと言ってました。 でも、そんなことをいってしまったら、 バスレフも後面開放も平面バッフルも個性が強いと思います。 なにもホーンだけがそんなに言われることもないと思うのです。 っとなると、「密閉スピーカー」が素直な音の代表なのでしょうか。 DIATONEや昔のVIVTORなんか想像してしまいます。 ベストセラーの10Mや1000Mも密閉ですよね。 いまでは密閉スピーカーは珍しい存在のような気がします。 昔はベストセラーがあった密閉式はなぜ少なくなってきているのでしょうか。 「ホーンくさい」っという言葉を悪い意味で使うことが多いと思うのです。 なので、雑誌などではホーンスピーカーを褒めるとき、 「ホーンくささがなく」っと表現されるときが時々あると思います。 しかし、「ホーンくさくない」と前置きしながら、 「ホーン特有の・・・」とか「いかにもホーンらしい・・・」っというのは、 ようするに「ホーンくさい」ってことではないのでしょうか。 それとも、いかにもメガホン的な音のことをホーンくさいというのでしょうか。 私はメインスピーカーはバックロードホーンな... A ベストアンサー >「ホーンくさい」っという言葉を悪い意味で使うことが多いと思うのです。 「香水臭い」という言葉から「香水の良い匂いがする」とは思わないでしょう?……「悪い臭いがする」と思う筈です。 いいえ、少なくとも「悪い」という意味ではありません。 「Horn 特有の……」という言葉には「良い意味」も「悪い意味」もなく、単に特徴を言い表しているだけのものです。 「如何にも Horn らしい……」という言葉の後には大抵の場合、良い印象の説明が付くものでしょう。 「如何にも Horn らしく、悪い音がする」と言う人は滅多にいない筈で「Horn 嫌い」の人は「Horn のような変な音がする」と言う場合はあっても Horn Speaker の音を聴いて「如何にも」などという言葉を最初に付けることはないと思います。 ……日本語としても変でしょう? >「バックロードホーンは……音が遅れてでてきている感じ」 これはあくまでも「感じ」「聴感上の感覚的なもの」であって、実際には Backload Horn の方が高速です。 但し、逆に Attack 以降の Decay Sustain Release は共鳴が加わっていますので Overshoot 気味になったり尾を引いたものになり、それが「歯切れの悪さ」や「Boomy」と感じられ「音が遅れて出てきている」という「感じ」になるのでしょうね。 ……そのため、Horn 型や Bass Reflex 型の Speaker System を駆動する Amplifier には制動力 Dumping Factor の高い Solid State 型、特に FET Filed Effect Transistor 型との相性が良いことになり易いでしょうね。 >昔はベストセラーがあった密閉式はなぜ少なくなってきているのでしょうか。 真空管式 Amplifier は Dumping Factor が 10 もないものが多かったのですが、高額の Output Transofrmer を不要にすることによって安価に製造できる Transistor 式 Amplifier になってからは歪率を改善するために NFB Negative Feed Back を大きくかけるものが流行し、結果として Dumping Factor が高くなり、小口径でも低音を伸ばせる Backload Horn や Bass Reflex 型式の Speaker System を市場に投入し易い環境になったからではないかという気がします。 見方によっては超並列動作のようでもある MOS-FET Metal Oxydal Semiconductor - FET や IC Integrated Circuit 素子が用いられるような時代になると NFB をかけなくても充分に低い歪率や非常に高い Dumping Factor を得られるようになりましたが、初期の Power FET、例えば V-FET などの時代は Dumping Factor だけの要因ではないのかも知れませんが NFB 量の少ない、裸特性が良質の素子が使われている筈の Amplifier なのに「どうにも音がもたつく」感じに悩まされた経験があります。 >「密閉スピーカー」が素直な音の代表なのでしょうか。 駆動させる Amplifier によりけりでしょう。 「密閉型 Speaker System は低 Dumping Factor 値の Amplifier と相性が良い」というのはあくまでも私が使用してきた Speaker System と Amplifier との組み合わせに於いて「私好み」の音がするものだけに言えたことであって決して普遍的な論ではありません。 どんな音を良い音とするかは人それぞれであり、結果的に良い音と感じる組み合わせが最も良い組み合わせなのですから Speaker System の Enclosure 型式も Amplifier との相性も定型的なものなどなく、人それぞれでしょう。 ただ、真空管式から Transistor 式、FET から IC へと Amplifier 型式 素子型式 が変化してきたことと、Compact でありながらも低域を伸ばした小型低能率 Speaker System の普及とは無関係ではないだろうと思います。 >いまでは密閉スピーカーは珍しい存在のような気がします。 Powered Speaker System ならば密閉型の System を Amplifier で補正した方が狙い通りのものを開発し易い気がするのですが、確かに最近は密閉型が少ないですね。 ……狙い通りの音に追い込む開発費などかけずに安易に低域を出しやすい Enclosure と試聴による追い込みなど殆ど無い、計算だけで作った Amplifier を組み込んだような安価な System が多いからなのかも知れませんが……。 例えば Amplifier は D 級にして「補正は全て Digital 演算部の Software Algorithm で追い込む」なんてものがあっても良いと思います。 個人的に現在、最も興味深いのは D 級 T 級 Amplifier ですね。 私は小型 Backload Horn ……と言うよりも Labyrinth 型 Super Woofer を駆動させていて、その性能に充分満足していますが、小型 Full Range Speaker を駆動させている方はまだまだ不満が多く、慣れ親しんだ FET 系の Amplifier に較べると未だに信用し切れていません 汗。 「香水臭い」という言葉から「香水の良い匂いがする」とは思わないでしょう?……「悪い臭いがする」と思う筈です。 いいえ、少なく... A ベストアンサー 結論的に言うと、「場合による」です。 エンクロージャーの形式(密閉、バスレフなど)、容量、形状、ドライバの性能、音質の好み、吸音材として用いる物の特性など、様々な要因が関わるので、「この量で正解」というのはありません。 吸音材の効果は、大別すると3つに分けられます。 1つは、見かけ上の共振先鋭度を下げる効果です。 感覚的に言えば、クッションが増える分だけ「見かけ上の容量が増える」ということです。 密閉にしろ、バスレフにしろ、エンクロージャーの容量を変えると低域での共振点が変わります。 その結果、低音がどこまで延びるか(とその延び方)が変化します。 もう1つは、中高音の吸収です。 バスレフのようにエンクロージャーに穴が空いた構造だと分かりやすいですが、その「穴」から中高音が漏れ出します。 吸音材でこれを軽減することができ、干渉を防いで音質を改善することができます。 構造との関係で言うと、平行面は「合わせ鏡」のようなもので、音波の反射が強くなるため、特定の周波数での共振が起こります。 従って、逆に、平行面の少ない構造(たとえば卵形のような)であればピーク、ディップは生じにくくなり、これを抑える目的で使う吸音材は、少なくても済むと言われます(だからといって、全く不要というのは論理の飛躍ですが)。 一方で、吸音材は、その構造、材質、分量などによって、吸音率が異なります。 たとえば、低音は素通りするけど高音は吸収しやすいとか、低音は反射するけど高音は吸収しやすいとか、低音は吸収するけど高音は反射しやすいとか、様々です。 また、特に低音を吸収するには分量(層の厚さ)が必要で、「分量に関係なく、あらゆる周波数の音を均一に、効果的に吸収できる吸音材」というのは、ありません。 つまり、本来なら「何~何Hzの音を何dB減衰させたいから、xxxxを何mmの厚さで使う」という厳密な設計と、実測による調整が必要なのです。 複数の吸音材を使い分けることも少なくありません(ときどき「xxxxが最高の素材で、これさえ使っとけば万事オーケー」的なことを言う人がいますが、にわかに信じ難いです。 単に、その人が、その吸音材を使ったときの音が好きなだけでしょう)。 また、「理屈の上での最適値」と「聴感上の好適値」は異なることが多いです。 たとえば、「吸音材を使うとフン詰まりのような音になるから使わない主義」の人がいるかと思えば、「正面以外の音は一切出さないべきだからエンクロージャーそのものを吸音素材で作るべき」という人さえいます。 という訳で、どんな吸音材を、どれだけ、どこに入れるのが良いのかは、ケースバイケースと言わざるを得ません。 一般的な(教科書的な)設計をしたエンクロージャーであれば、「平行面の片側を覆うように入れる」のが普通です。 量的に多すぎず、少なすぎず、かつ、上述の平行面で起こる共振をある程度抑えられるからです。 もっとも、実際にはトライ&エラーで調整していくしかなく、逆に考えれば部屋や置き場所に応じて低音の出過ぎ、少なさを調整できるとも言えます。 とりあえずは教科書的な入れ方をしておいて、様子を見ながら調整すれば良いでしょう。 結論的に言うと、「場合による」です。 エンクロージャーの形式(密閉、バスレフなど)、容量、形状、ドライバの性能、音質の好み、吸音材として用いる物の特性など、様々な要因が関わるので、「この量で正解」というのはありません。 吸音材の効果は、大別すると3つに分けられます。 1つは、見かけ上の共振先鋭度を下げる効果です。 感覚的に言えば、クッションが増える分だけ「見かけ上の容量が増える」ということです。 密閉にしろ、バスレフにしろ、エンクロージャーの容量を変えると低域での共振点が変わりま...

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パッシブラジエーター(ぱっしぶらじえーたー)とは

パッシブ ラジエーター

「シアターシステムでの低域再生のために開発されたウーファーシステム」だそうです。 1998年発売。 興味本位でハードオフで購入。 ほとんど使わずに、押し入れの中に放置してたものです。 0kg 裏側に16センチ(6インチ)のウーハー(写真左側) 表側に、長円(20cm径相当)のパッシブラジエーター (ネットが外せないので、デジカメの、マクロモードで近接撮影) パッシブ・ラジエータというのは、一定の周波数で共振する振動板。 裏側の16センチウーハーの空気の動きで、表側のパッシブ・ラジエータが共振する仕組みらしい。 なかなか、うまく出来ている。 スピーカー(ウーハー)だけで、超低音を出す時は違った、独特な音と震動になっているところが、興味深い。 どんな周波数帯が、出ているか、興味があるので、チェックしてみた。 EPQ2496でチェック。 ピークは100Hz。 意図的に、こんな音を出しているんだろうか? 小型スピーカーでは出ない「低音域」を出すのにはちょうど良いけれど、大型・中型スピーカーと合わせて使うには、無理がありそう。 音楽を聴くと、うるさい感じの音。 映画の効果音などには、これでちょうど良いのかも。 当然のごとく、裏側よりも音量は小さくなる。 裏側のスピーカーからの音の周波数特性が、綺麗な山の形なのに、なぜか、表側のパッシブラジエータ(振動板)からの音は、ほとんどフラット。 うまく作ってある。 周波数特性が、低音側にシフトするのではなく、中音域が消えるだけ。 音楽を聴くときは、TRNOVERツマミが、左側〜真ん中あたりが妥当。 裏側のスピーカーの音だけを聴いているような感じ。 とは言っても、空気の振動はあるので、パッシブ・ラジエーターの効果はある。 空気の震動とかも、ある。 音のピークが100Hzくらいなので、小型スピーカーと併用すると、ちょうどいい。 とはいっても、本体がかなり大きいので、小型スピーカーと一緒に使う、大きさのとバランスが悪い。 大型・中型スピーカーと併用すると、60〜100Hzくらいが、ダブって面白くない。 パソコンのゲームを楽しむときなどには、良いかもしれない。 明らかに迫力が違う。 消費電力は、無音時は10W程度なので、3Dのゲームをするときには、常時電源を入れておいても、良さそうです。 音楽再生に6インチのサブウーハーでは、無理がありそう。

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パッシブラジエーターの取付

パッシブ ラジエーター

蓄音機・ステレオ・ラジオ・テレビ・カメラ等々すべてアナログで発展してきました。 1955年トランジスタの製造が始まり、コンピューターの進化とともに情報・通信機器がデジタル化され、ネットワークで繋がり今日のIT時代を迎えました。 しかし、音の入出力は未だにアナログが使用されています。 音の再生に使用されるスピーカーは100年に渡り様々な改良・改善され今日に至りますが、音の本質は複雑で完璧な再生は容易ではありません。 そのような状況の中で、特に残念なのはスピーカーの研究がここ20年くらい停滞していることです。 昔、既製品の限界を知ったマニアのほとんどはメーカー各社が販売しているスピーカーユニットを使い、思い思いの音の出せる自作スピーカーを作っていましたが、現在スピ ーカーユニットを手に入れようとしても製品の数がかなり限られています。 映像も写真も音もデジタル化が急速に進み、いろいろな機器が日進月歩で市場に投入されてきますが、音の世界の入口(マイク)と出口(スピーカー)は相変わらずアナログの世界です。 ただ単に音を出すためのモノから、楽器と同じく理想の音を出すために創意工夫で創られたものまで多種多様です。 ひょうたんにスピーカーを組み込んだ可愛らしいものから、スピーカーユニットをずらりと並べたタイプのもの。 大型のホーンスピーカーを背負わせたもの、ガラスを使用して中の構造が見えるスケルトンタイプのものなどデザインを見てるだけでも楽しくなります。 つい最近までスピーカーは、ブックシェルフ型と呼ばれる四角い箱というのが定番でした。 吸音材を張ったり、バスレフポートを設けたりして四角四面の箱の中の背圧を調整し、音の歪を無くすよう工夫されてきました。 そのうちに角を丸めたたまご型の形状が出てきたり、多面体や球形のスピーカーまで現れ、加工技術や素材の進化によって箱(キャビネット)そのものも良質な音を追求するのに大きな変化を遂げました。 スピーカーを単体で音を流すと低音がほとんど聴こえて来ません。 スピーカーの振動板が振動するとき、その前面と背面から出た音は逆位相になっているためです。 つまりコーンが前に動いて空気を押しても、背面側の空気圧が下がり、お互いにキャンセルしてしまって音は聞こえません。 音が回り込む回折効果は低音になるほど大きいので、低音を効かせるためには、振動板の背面から出る音を何らかの方法で遮断する必要があります。 逆位相を利用した技術にノイズキャンセリングがあります。 周囲の音(環境音という)を内蔵のマイクロフォンで収音し、これと逆位相の信号をオーディオ信号と混合して出力することによって、ヘッドフォンへ外部から侵入する環境音を軽減したものです。 平面バッフル型は、ユニットを板(バッフル)に取り付ける事によって、背面に放出された低音が前面に回折するのを遮るという方式です。 単なる板にスピーカーユニットを取り付けたので、ユニットの動作を抑える事なく、伸び伸びと鳴るのが長所です。 その一方、より低い帯域の背面の低音は回折して前面の音と打ち消しあうので、低音再生能力は他の方式に比べて劣ります。 低音再生能力はバッフルの面積に由来します。 無限大平面バッフルが理想ですが現実的ではありません。 ユニットの動作を抑える事なく、伸び伸びと鳴るという長所は、磁気回路が強力なスピーカーユニットでは、過制動となって現れる。 そのためあまり強力ではない磁気回路を持ち、振動板重量が軽いスピーカーユニット向きとされます。 そうした振動板重量が軽いスピーカーユニットは、アンプの出力があまり大きくない場合に、必要な音量を確保するために用いられます。 そのため真空管アンプが中心で、アンプの出力があまり大きくない時代によく用いられた方式です。 メリットとしては、 平面バッフルより小型化できる。 密閉型と違いストレスのないユニットの動きが可能(平面バッフル同等) デメリットとしては、 共振が発生する 定常波が発生する といわれています。 ユニット背面がボックス状の大きなダクトとなり、共振が発生します。 これは平面バッフルではなかったもので、筒状になることで発生してしまいます。 また、筐体の上下、左右の面で定在波が発生しますが、先の共振と共にどれぐらい問題になるのかは分かりません。 バスレフ型とは違い大きなダクトとして、背後からも盛大に中高域の音が出ているので、壁などに近いとそれら中高域の反射音が気になります。 壁面からかなり遠ざけて、反射音が弱ければ、先の共振による不要な音も気付かないレベルになると思います。 が現実的に通常の室内では難しいでしょう。 これは、吸音材を多目に充填したエンクロージャーに、やや重い振動板のスピーカーを取り付けたものです。 イコライザーを介して電気的に中高音の音圧を抑え、低音を増強させ、高音から低音までフラットな音圧を実現する場合や、マルチウェイスピーカーシステムの場合は高音域スピーカーユニットの能率を下げることも施されています。 短所としては、微小な信号が抑えられ「詰まった音がする」事だと言われています。 空気バネの効果によって、振動板の自由な動きが妨げられ、微小な信号が抑えられる。 重い振動板のユニットを用いるため、微小信号の再生能力に欠ける。 イコライザーを介するため、微小な信号が削られてしまう。 信号そのものを大きくする、つまり大音量で鳴らす事である程度の解決ができるため密閉型スピーカーを選ばれる方は、大音量再生を好む例が多いようです。 左の図をご覧ください。 手の動きがスピーカーユニットの裏側(箱内部側)の動き、バネがボックス内部の空気バネ、おもりがバスレフポートの中の空気の塊に相当します。 バネをもった手をものすごくゆっくり上下させると、バネは伸び縮みせず、オモリが手と同じ方向に動きます。 超低音では、「バスレフポートの中の空気の塊」がスピーカーコーンの裏側と同じ動き、つまり、スピーカー前面と比較すると「逆相」になります。 ものすごく早く手を上下するとバネは伸びたりたるんだりして、おもりに動きがつたわらなくなります。 今度は手をある程度のテンポで動かすと、バネが伸び縮みして、オモリは手の上下と逆の動きをします。 手を上げるとバネが伸びオモリが下がり、手を下げるとバネが縮みオモリが上がるのです。 これが「共振」で、「バスレフポートの中の空気の塊」がスピーカーコーンの裏側と逆の動き、つまり、スピーカー前面と比較すると「同相」になります。 この状態ではわずかな手の動きでオモリが正確な周期で大きく動きます。 手はスピーカー・ユニットの振動板、バネはエンクロージャー内の空気の弾性、そしてオモリがダクト内の空気の塊(重さ)と考えればいいわけです。 超低音域では、バスレフポートの空気塊がスピーカユニット背面と同じ動きをするので、スピーカー正面の音と打ち消しあって、音は聞こえません。 密閉型では低域ダラ下がり、バスレフではあるところからスパッと落ちると言われているのはこのためでしょう。 共振周波数付近では、バスレフポートの空気塊はスピーカユニット背面と逆の動きをするので、結果、前面と同相になり低音増強になります。 バスレフの共振周波数をスピーカーユニット正面の音が低下したあたりにもっていき、低下した分を埋め合わせしようとしているのです。 高音では、バスレフポートの空気塊はほとんど動かないので、密閉型と同じようになります。 ただし、「音を伝える媒体」としての働きがあるので「バスレフポートから中高音が漏れる」ことになり、その影響を低減するためにポートをボックス背面にしている製品もあります。 小型スピーカーは低音再生が苦手なため、上記のバスレフ型を採用する例が多いが、低音の解像度感が低くぼやけた音になったり、低音の楽器の音色が音程によって変わってしまったりと、デメリットも発生しやすい。 パッシブラジエーター型は駆動系を持たない、振動板だけのスピーカーユニット。 ドロン(なまけもの)コーンなどともいいます。 一定の周波数で共振して、バスレフポートと同様な低音放射の働きをするもので、サブウーファーによく使われています。 パッシブラジエーターは、磁気回路のないスピーカーをメインスピーカーの同軸線上に設置します。 メインスピーカーの背圧で振動板を揺らし、低音の増強を図ります。 バスレフ型に対して音のコントロールが容易なため、音質を重視するには有効な方法です。

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