あの 時 あたし が 欲しかっ た もの は。 あの時あたしが欲しかったものは、まちがいなくあなたでした。

#1 あの時私が欲しかったものは間違いなくあなたでした Ⅰ

あの 時 あたし が 欲しかっ た もの は

あの時、私が欲しかったものは間違いなくあな たでした。 私があのとき欲しかったものは沢山あった 例えば友情 パイロットになるという夢 変わらない師弟関係 そしてあなたが・・・国木田さんが欲しか った。 でも欲張り過ぎた私は失うものが一番少な いものを諦めた。 手に入れたものは友情とパイロットとして 自分と変わらない師弟関係。 母を失った今、これ以上何かを失いたくなか ったから・・・・・・ 国木田さんを好きだと言えば壊れてしまうか もしれない千里との友情 それで壊れるなら壊れてしまえと思えるほど 私の心は強くなかった。 たとえ告白しても報われるわけもなく、気ま ずくなってしまうであろう国木田との師弟関 係 失うものが大きすぎた。 だったら・・・ だったら国木田さんへの恋を封印することが その時一番正しい選択のように思えた。 でも、その選択は私の心の中にとてつもない 大きな穴をあけた。 [newpage] 心が翳っていく。 けして自分が清廉潔白な人間だとは思わない・・ ・・・ けど 黒くて醜い何かが心を浸食していく。 「自分勝手・・・・っていうのかな?」 違う・・・臆病なだけだ。 一人暮らしを始めたばかりの部屋でため息をつ いて眠れない夜を過ごす。 バディ、そして親友である千里が同じ人に恋を して二歳下の私に必死に牽制してきた。 「国木田さんが好きなの」と・・・ 母が重病で余命いくばくもない上に、試験に受 かることに必死な今、この親友は何を言うのか と思った。 「国木田さんかぁ~、ゴメン恋愛相談のれるほ ど経験豊富じゃないし、今試験の瀬戸際だから さ・・・・終わったらゆっくり話聞くよ」 笑って誤魔化した。 ただこの千里の仕掛けてきた牽制は心の中にひ っそりと息づいていた国木田さんへの恋心を自 覚させた。 それから母を亡くしてからも何度も「応援してく れるんだよね」と牽制され笑うしかなかった。 私に牽制して何になるのだと? 今は恋をする余裕なんかない 女の勘で私も国木田さんに恋をしていることを なんとなく感じ取っているのだろう これ以上・・・こんな親友ですら失うことが怖く て「自分にとって異性じゃない」とまで宣言して 諦めたのに・・・ 黒く苦いものが喉の奥から込み上げてくるような 感覚・・・ [newpage] 「応援するよ・・・もう何度目その話?」 そこから始まる千里の国木田さんへのグチ・・・ 告白したのに曖昧なまま 食事に誘うと応じてくれるけど、甘い雰囲気になら なくてどうしたらいいの? 早く恋人にしてほしい 自分からベットに誘うのはふしだらだと思われるか なだとか・・・ 「あ~・・・、私そんなに恋愛経験なっていったよ ね~、わかんないよ」 「もうっ、もっとちゃんとアドバイスしてよ~、バ ディでしょっっ」 こんな時ばかりバディを強調してくる千里の話をこ れ以上聞きたくなくて仕事を理由に「頑張って」と 笑って千里との話を切り上げる。 私は上手く笑えていただろうか? 最近、心から笑うことがない 上っ面だけのその場を誤魔化すためだけの笑顔 ひきつった不自然な笑顔に誰も気づかないのだから 私は上手く笑えている。 「晴っっ、聞いてっっあのね国木田さんが・・・ ・・・」 まただ・・・ そんな同じことが飽きもせず何度も繰り返され、 ある時泣きながら「振られたけど諦められない」 と泣きつく千里を慰めながら息苦しさのなか私は 逃げ口を求めた。 別にこの現状を慰めて欲しいわけでも、同情して ほしいわけでもない・・・ けど、つかの間でも癒されたいと思うのは・・・ 逃げたいと思うのは罪なの? [newpage] 羽田ではターミナルが分けられているため会うこ ともないけど地方の空港では他社のパイロットと 交流することがある。 福岡空港でラウンジでお茶を飲みながら休憩して いた時に声をかけてきた他社のパイロット・名前 は澁澤仁志さんと知り合った。 機長になりたての澁澤との限られた時間の中での 会話は楽しくて、たまに地方の空港で会うたびに にこやかに声を掛け合うほど仲良くなっていった。 そして 「たまに地方の空港ですれ違うだけじゃ我慢で きない・・・ だから東京で一度デートしてくれない?」 甘くハニカミながら澁澤さんに誘われて嬉しかっ た。 これを逃げだというなら逃げなのだろう・・・。 「はい・・・」 心の中を支配していた国木田さんへの報われない 想いが軽くなっていくような・・・ 真っ暗な闇の中で一筋の光を見つけて私はその光 に向かって歩き始めようと思った。 澁澤さんとの初めてデート 「迎えに行くよ」という澁澤に甘えて羽田空港の 第二ターミナルの職員出口で待ち合わせをした。 「晴ちゃん、私服初めて見たけど可愛いね」 「な・・・やだもうっっなんか恥ずかしいです」 澁澤のお世辞に照れて頬が火照る。 デートなんて大学以来でギクシャクしながらゆっ くりと自分に歩調を合わせてくれる澁澤さんにつ いていく。 その時、背後から激しい突き刺さるような視線を 感じて振り返るとそこには国木田さんがいた。 今更、なんでそんな目で見るの・・・? まるで恋人の不貞を責めるような視線の理由はも う知りたくない。 [newpage] 「もう・・・そんなのもういらない」と心の中で 叫びたくなるのを抑えて、もう一つ感じる視線の 方を振り返った。 そこには驚いた顔でポカンと見つめるすずちゃん と泰治のカップル・・・ 明日はすずちゃんから質問攻めに会うなとため息 をついて、立ち止まった私を待っていてくれた澁 澤さんと共に歩き始めた。 すぐそばに停めてあった澁澤さんの車に乗り込 み、いつまでも追いかけてくる視線から逃れら れたことでホッと安堵の息をついた。 「どうしたの、デート嫌だった?」 「違いますっっ、デートは嬉しいんですけど、 同僚に見られたから明日質問攻めにされるな~ って」 不安げに見つめてくる澁澤さんに本当の理由を 隠して笑いかけた。 「もしかして見られるのやだった?俺たちのこと ポカンって見てたカップルがいたね」 「いえっ、ちょっと照れくさいだけです、女の子 の方はグランド研修のときに仲良くなって、彼氏 の方は私の同期なんですよ」 でも澁澤さんはもう一つ感じた視線のことが気に なるのかチラリともの言いたげに私の手を取った。 「もう一人・・・見てた人いるよね?」 「もう一人ですか・・・?」 窓の外をチラリとみて首を傾げ咄嗟にとぼけた。 疚しいことなどないのに・・・それに私はもうあ の人のことは欲しくない 要らない・・・何度も心に言い聞かせる。 「それより・・・早くデートしたいな」 「そうだね、お腹減ったでしょ、とびきりおいし いお店予約したんだ」 うれしいと笑ってシートベルトを締めると同時に 澁澤さんの車は走り出した。 [newpage] 食事は言ってた通り飛び切り美味しくて、デザー トまてペロリな私の大食いを見ても「可愛い」と 笑って見守ってくれる澁澤さんにだんだんと親友 に疲弊させられ続けた心が癒されていく。 そして帰りの車の中で 「俺は・・・晴ちゃんが好きだよ、君が俺を好き じゃなくてもいい だからこれからもデートしてくれる?」 迷いはなかった・・・ この時は だから・・・ 「はい・・・、正直まだ澁澤さんのこと好きか どうかわからないけどまたこうやって会いたい ・・・ キャァッ」 途端に澁澤さんに車の中で抱きしめられ、驚き に悲鳴を上げるとすぐに解放された。 「ごめん・・・嬉しくて、君が俺のこと好きに なってくれるように努力するから」 「・・・・・・ありがとう」 ただ一言、お礼を言った。 私にはあなたにそんなことを言って貰える価値 なんてないのに その日はそのまま私が最近一人暮らしを始めた マンションに送り届けられ澁澤は私が部屋に入 るのを見届けて帰って行った。 お気に入りのバスソルトを入れたお風呂に浸か り、今日の出来事をゆっくりと頭の中で反芻し てみた。 スッキリしたくて選んだミントの香りがバスル ームに充満して、大きく深呼吸する。 澁澤さんのことより要らない、欲しくないと諦 めたはずなのに国木田さんの突き刺さるような 視線が気になって仕方がない。 「なんであんな目で見るのよっっ、私はあなた の女じゃないっっ」 同時に振られても尚、「諦めないからっっ」と 息巻き 「好きな人いるみたいなんだよね、それって晴 のことなんじゃないかなって思うんだけど・・・ 応援してくれるんだもんね」 と牽制を仕掛けてくる千里の存在が頭をよぎる 「もう要らない・・・、なにも・・・いらない 私に関わらないでっっ」 失いたくなくて守ったものを今になって手放し たくなる。 [newpage] 「自分勝手よっ・・・大嫌いっっ」 私も・・・千里も、そして国木田さんも 勝手に溢れ出た涙が滑稽で私は自嘲気味に笑っ た。 続く まだコメント返せてない・・・ごめんなさ~い。 返せてないけどキッチリ読んでます。 読んでくださる 方々に感謝です。 そしてう~ん、初めてブラックな千里さん書いてみた けど晴ちゃん視点で書いてるからそんなにブラックで もないかな? ちなみにタイトルは「ジレンマ」という曲の歌い出し 別に好きでもなかったんだけどこの曲がふいに頭の中 でリピートされてね~.

次の

LIFE STOCK

あの 時 あたし が 欲しかっ た もの は

あの時、私が欲しかったものは間違いなくあな たでした。 私があのとき欲しかったものは沢山あった 例えば友情 パイロットになるという夢 変わらない師弟関係 そしてあなたが・・・国木田さんが欲しか った。 でも欲張り過ぎた私は失うものが一番少な いものを諦めた。 手に入れたものは友情とパイロットとして 自分と変わらない師弟関係。 母を失った今、これ以上何かを失いたくなか ったから・・・・・・ 国木田さんを好きだと言えば壊れてしまうか もしれない千里との友情 それで壊れるなら壊れてしまえと思えるほど 私の心は強くなかった。 たとえ告白しても報われるわけもなく、気ま ずくなってしまうであろう国木田との師弟関 係 失うものが大きすぎた。 だったら・・・ だったら国木田さんへの恋を封印することが その時一番正しい選択のように思えた。 でも、その選択は私の心の中にとてつもない 大きな穴をあけた。 [newpage] 心が翳っていく。 けして自分が清廉潔白な人間だとは思わない・・ ・・・ けど 黒くて醜い何かが心を浸食していく。 「自分勝手・・・・っていうのかな?」 違う・・・臆病なだけだ。 一人暮らしを始めたばかりの部屋でため息をつ いて眠れない夜を過ごす。 バディ、そして親友である千里が同じ人に恋を して二歳下の私に必死に牽制してきた。 「国木田さんが好きなの」と・・・ 母が重病で余命いくばくもない上に、試験に受 かることに必死な今、この親友は何を言うのか と思った。 「国木田さんかぁ~、ゴメン恋愛相談のれるほ ど経験豊富じゃないし、今試験の瀬戸際だから さ・・・・終わったらゆっくり話聞くよ」 笑って誤魔化した。 ただこの千里の仕掛けてきた牽制は心の中にひ っそりと息づいていた国木田さんへの恋心を自 覚させた。 それから母を亡くしてからも何度も「応援してく れるんだよね」と牽制され笑うしかなかった。 私に牽制して何になるのだと? 今は恋をする余裕なんかない 女の勘で私も国木田さんに恋をしていることを なんとなく感じ取っているのだろう これ以上・・・こんな親友ですら失うことが怖く て「自分にとって異性じゃない」とまで宣言して 諦めたのに・・・ 黒く苦いものが喉の奥から込み上げてくるような 感覚・・・ [newpage] 「応援するよ・・・もう何度目その話?」 そこから始まる千里の国木田さんへのグチ・・・ 告白したのに曖昧なまま 食事に誘うと応じてくれるけど、甘い雰囲気になら なくてどうしたらいいの? 早く恋人にしてほしい 自分からベットに誘うのはふしだらだと思われるか なだとか・・・ 「あ~・・・、私そんなに恋愛経験なっていったよ ね~、わかんないよ」 「もうっ、もっとちゃんとアドバイスしてよ~、バ ディでしょっっ」 こんな時ばかりバディを強調してくる千里の話をこ れ以上聞きたくなくて仕事を理由に「頑張って」と 笑って千里との話を切り上げる。 私は上手く笑えていただろうか? 最近、心から笑うことがない 上っ面だけのその場を誤魔化すためだけの笑顔 ひきつった不自然な笑顔に誰も気づかないのだから 私は上手く笑えている。 「晴っっ、聞いてっっあのね国木田さんが・・・ ・・・」 まただ・・・ そんな同じことが飽きもせず何度も繰り返され、 ある時泣きながら「振られたけど諦められない」 と泣きつく千里を慰めながら息苦しさのなか私は 逃げ口を求めた。 別にこの現状を慰めて欲しいわけでも、同情して ほしいわけでもない・・・ けど、つかの間でも癒されたいと思うのは・・・ 逃げたいと思うのは罪なの? [newpage] 羽田ではターミナルが分けられているため会うこ ともないけど地方の空港では他社のパイロットと 交流することがある。 福岡空港でラウンジでお茶を飲みながら休憩して いた時に声をかけてきた他社のパイロット・名前 は澁澤仁志さんと知り合った。 機長になりたての澁澤との限られた時間の中での 会話は楽しくて、たまに地方の空港で会うたびに にこやかに声を掛け合うほど仲良くなっていった。 そして 「たまに地方の空港ですれ違うだけじゃ我慢で きない・・・ だから東京で一度デートしてくれない?」 甘くハニカミながら澁澤さんに誘われて嬉しかっ た。 これを逃げだというなら逃げなのだろう・・・。 「はい・・・」 心の中を支配していた国木田さんへの報われない 想いが軽くなっていくような・・・ 真っ暗な闇の中で一筋の光を見つけて私はその光 に向かって歩き始めようと思った。 澁澤さんとの初めてデート 「迎えに行くよ」という澁澤に甘えて羽田空港の 第二ターミナルの職員出口で待ち合わせをした。 「晴ちゃん、私服初めて見たけど可愛いね」 「な・・・やだもうっっなんか恥ずかしいです」 澁澤のお世辞に照れて頬が火照る。 デートなんて大学以来でギクシャクしながらゆっ くりと自分に歩調を合わせてくれる澁澤さんにつ いていく。 その時、背後から激しい突き刺さるような視線を 感じて振り返るとそこには国木田さんがいた。 今更、なんでそんな目で見るの・・・? まるで恋人の不貞を責めるような視線の理由はも う知りたくない。 [newpage] 「もう・・・そんなのもういらない」と心の中で 叫びたくなるのを抑えて、もう一つ感じる視線の 方を振り返った。 そこには驚いた顔でポカンと見つめるすずちゃん と泰治のカップル・・・ 明日はすずちゃんから質問攻めに会うなとため息 をついて、立ち止まった私を待っていてくれた澁 澤さんと共に歩き始めた。 すぐそばに停めてあった澁澤さんの車に乗り込 み、いつまでも追いかけてくる視線から逃れら れたことでホッと安堵の息をついた。 「どうしたの、デート嫌だった?」 「違いますっっ、デートは嬉しいんですけど、 同僚に見られたから明日質問攻めにされるな~ って」 不安げに見つめてくる澁澤さんに本当の理由を 隠して笑いかけた。 「もしかして見られるのやだった?俺たちのこと ポカンって見てたカップルがいたね」 「いえっ、ちょっと照れくさいだけです、女の子 の方はグランド研修のときに仲良くなって、彼氏 の方は私の同期なんですよ」 でも澁澤さんはもう一つ感じた視線のことが気に なるのかチラリともの言いたげに私の手を取った。 「もう一人・・・見てた人いるよね?」 「もう一人ですか・・・?」 窓の外をチラリとみて首を傾げ咄嗟にとぼけた。 疚しいことなどないのに・・・それに私はもうあ の人のことは欲しくない 要らない・・・何度も心に言い聞かせる。 「それより・・・早くデートしたいな」 「そうだね、お腹減ったでしょ、とびきりおいし いお店予約したんだ」 うれしいと笑ってシートベルトを締めると同時に 澁澤さんの車は走り出した。 [newpage] 食事は言ってた通り飛び切り美味しくて、デザー トまてペロリな私の大食いを見ても「可愛い」と 笑って見守ってくれる澁澤さんにだんだんと親友 に疲弊させられ続けた心が癒されていく。 そして帰りの車の中で 「俺は・・・晴ちゃんが好きだよ、君が俺を好き じゃなくてもいい だからこれからもデートしてくれる?」 迷いはなかった・・・ この時は だから・・・ 「はい・・・、正直まだ澁澤さんのこと好きか どうかわからないけどまたこうやって会いたい ・・・ キャァッ」 途端に澁澤さんに車の中で抱きしめられ、驚き に悲鳴を上げるとすぐに解放された。 「ごめん・・・嬉しくて、君が俺のこと好きに なってくれるように努力するから」 「・・・・・・ありがとう」 ただ一言、お礼を言った。 私にはあなたにそんなことを言って貰える価値 なんてないのに その日はそのまま私が最近一人暮らしを始めた マンションに送り届けられ澁澤は私が部屋に入 るのを見届けて帰って行った。 お気に入りのバスソルトを入れたお風呂に浸か り、今日の出来事をゆっくりと頭の中で反芻し てみた。 スッキリしたくて選んだミントの香りがバスル ームに充満して、大きく深呼吸する。 澁澤さんのことより要らない、欲しくないと諦 めたはずなのに国木田さんの突き刺さるような 視線が気になって仕方がない。 「なんであんな目で見るのよっっ、私はあなた の女じゃないっっ」 同時に振られても尚、「諦めないからっっ」と 息巻き 「好きな人いるみたいなんだよね、それって晴 のことなんじゃないかなって思うんだけど・・・ 応援してくれるんだもんね」 と牽制を仕掛けてくる千里の存在が頭をよぎる 「もう要らない・・・、なにも・・・いらない 私に関わらないでっっ」 失いたくなくて守ったものを今になって手放し たくなる。 [newpage] 「自分勝手よっ・・・大嫌いっっ」 私も・・・千里も、そして国木田さんも 勝手に溢れ出た涙が滑稽で私は自嘲気味に笑っ た。 続く まだコメント返せてない・・・ごめんなさ~い。 返せてないけどキッチリ読んでます。 読んでくださる 方々に感謝です。 そしてう~ん、初めてブラックな千里さん書いてみた けど晴ちゃん視点で書いてるからそんなにブラックで もないかな? ちなみにタイトルは「ジレンマ」という曲の歌い出し 別に好きでもなかったんだけどこの曲がふいに頭の中 でリピートされてね~.

次の

#1 あの時私が欲しかったものは間違いなくあなたでした Ⅰ

あの 時 あたし が 欲しかっ た もの は

143• 161• 133• 130• 104• 116• 134• 123• 101• 104• 120 とても不器用な女の子と話した。 彼女は、好きな男の子の傍に居る為に、彼の親友と付き合った。 まるでナボコフの『ロリータ』じゃないか、と、あたしは思う。 彼はロリータの為にロリータの母親と結婚したけど、そしてその彼女が彼と付き合ったのには他にも要因はあるけれど。 なんて切なくて、可愛くて、ばかみたいで、かっこわるい。 結局別れて好きな彼と上手く話せない彼女は、愛すべき愚か者だわ。 彼女は頭も良いし要領も良い方なのに、愛情なんて人を狂わせるものなのだなぁと思った。 みおちゃんに薦められてスピーナを聴いてて、 『月に鳴く』とか近いなぁと思った。 ベランダで泣くような子じゃないけれど、 とてもリンクして切ない。

次の