新生児 いびき。 シーソー呼吸とは?原因は?赤ちゃん、新生児に起こりやすい?

赤ちゃん(新生児、乳児)への授乳中に注意すべきこと

新生児 いびき

この記事の目次• どんないびきをしている?いびきの様子をチェックしましょう いびきの状態によってさまざまな原因が考えられます。 まずは気になるいびきの状態をチェックしてみましょう。 音で分かるいびきの原因 いびきも聞いていると特徴的な音が出ていることがあります。 この音の特徴を気にすることで、何が原因でいびきをかいているのかを知ることが出来ます。 いびきの音 補足 主な原因 う~ん スースー 寝言のようないびきや寝息に近い一定間隔のいびき 生理的ないびき ズズッ 鼻水をすするような音がするいびき 鼻が詰まっている アレルギー症状 ゼイゼイ 呼吸が苦しそうないびき 扁桃腺肥大 アデノイド肥大 呼吸の仕方も一緒にチェックして いびきと同時に赤ちゃんの呼吸の仕方もチェックしてみてください。 チェックの方法を紹介します。 ティッシュペーパーを1枚鼻の近くに当てて動くかどうか• 不自然に喉が落ちくぼんでいないか• 寝ている時だけではなくいつも口を開けて呼吸をしていないか ティッシュペーパーを1枚鼻の近くに当てて動くかどうか 二枚重ねのティッシュペーパーを1枚にして赤ちゃんの鼻の近くに広げてみてください。 正常な呼吸をしていれば、ティッシュペーパーは規則的な動きをします。 ですが不規則な動きをしたり動かないときには、呼吸が乱れていたり無呼吸の時間帯がある可能性があります。 不自然に喉が落ちくぼんでいないか 赤ちゃんが寝ているときに喉の様子を見てみましょう。 不自然にのどぼとけの部分がへこんでいる様子はないでしょうか。 このような状態がある場合には呼吸自体は正常でも酸素がしっかりと取り込めてない可能性があります 寝ている時だけではなくいつも口を開けて呼吸をしていないか 赤ちゃんは基本的に鼻呼吸をしていますが、呼吸をすることが苦しい時には口呼吸をすることがあります。 いびきの主な原因は口呼吸をすることですが、起きている時にも口呼吸をしているということは、口呼吸が習慣化していることが考えられます。 本来とは異なる呼吸方法をする何かしらの理由がある可能性が高くなります。 具体的には扁桃腺肥大やアデノイド肥大、上気道抵抗症候群や睡眠時無呼吸症候群などの睡眠障害の可能性もあります 口呼吸についてはこちらを参考にしてみてください。 いびきは呼吸をするときに空気が通る道である「気道」が狭まってしまったり、気道の粘膜が振動することによっておこる音です。 ちょうど風船を膨らませてから、空気の出入り口が狭い状態で空気を抜くとブブッ~っと大きな音がしますが、この状態を想像すると分かりやすくなります。 この気道がどうして狭くなるのかによって、普通のいびきと危険ないびきに分けていくことが出来ます。 普通のいびきは生理的なものや赤ちゃんの未発達な器官が影響している 赤ちゃんの体の構造は大人と同じではなくまだ未発達な状態です。 そのために大人とは異なる理由でいびきをかくことがあります。 喉の構造がまだ未発達なため お腹の中で目覚ましい成長を遂げて生れてきた赤ちゃんですが、やはりまだまだ未熟な部分が沢山あります。 鼻やのどといった呼吸を行うための呼吸器の構造も未熟な状態になっています。 喉の位置も大人に比べると高い位置にあります。 また、舌も上の方になるため、仰向けになって眠っていると、どうしても気道が狭くなりやすいという特徴があります。 成長と共に喉の構造や舌の位置も変化していきますのでこれは生理的な物ということができます。 舌小帯短縮症によるもの 舌と歯茎をつなぐ小帯というものが、舌の裏側に隠れています。 この小帯が通常の状態よりも短かったり、長かったりすることで、舌の動きが制限されてしまうことがあります。 この症状を舌小帯短縮症といいます。 舌小帯短縮症の場合の特徴として、舌を前に伸ばした時に、舌がハート形になるというものがあります。 これは小帯に舌が引っ張られるためです。 この舌小帯短縮症が原因でいびきをかくことがあります。 以前は手術を行って治療をしていたことがありますが、現在小児科学会では積極的な手術は行わないという方針となっています。 舌が落ち込んで気道をふさいでいることも 寝ている間はさまざまな筋肉の緊張が解けて緩んでしまいますが、赤ちゃんもこれ同じです。 赤ちゃんは基本的に1歳くらいになって動き回り始めると自然と痩せて幼児体型に変わっていきますが、赤ちゃんの時代はどうしてもぷくぷくとした体型になりやすくなります。 このような器官の構造上の問題によっていびきが起こっているときには寝ている体勢を変えてあげるなどをすることで改善することも多くなります。 気になるいびきとはどのようなものなのか 健康に問題があるようなちょっと気になるいびきもあります。 どのようなことが原因で起こるいびきに危険性があるのかをチェックしていきましょう。 鼻づまりによっておこるいびき 基本的に鼻呼吸の赤ちゃんですが、鼻が詰まってしまうと呼吸をすることが出来なくなるために口呼吸を行うことになります。 口呼吸を行うことでいびきをかきやすくなります。 風邪をひいてしまっているかも 風邪をひいていると赤ちゃんも大量に鼻水が出てきます。 大人に比べると赤ちゃんの鼻の穴はとっても小さいので、すぐに詰まってしまいます。 風邪が悪化すると鼻水の様子もより粘度が高まるため詰まりやすくなってしまいます。 風邪が悪化すると喉の奥で炎症が起こり気道も狭くなりやすいため、さらにいびきがひどくなることもあります。 鼻もつまり気道も狭くなると呼吸困難になってしまう危険性もありますので注意が必要です。 鼻づまりが原因で長い間いびきをかいている場合、鼻詰まりから他の病気になってしまう危険性もあります。 副鼻腔炎(蓄膿症)• 後鼻漏症候群• 中耳炎• 難聴 このような病気の原因になってしまうこともありますので、鼻詰まりが長引くときには耳鼻咽喉科を受診するようにしましょう。 鼻づまりについてはこちらも参考にしてみてください。 関連記事 アレルギーによって鼻が詰まっている可能性も ハウスダストやダニ、カビなどがアレルゲンとなって鼻づまりが起こることもあります。 アレルギー性の鼻水は透明でサラサラの状態のものが多いのですが、赤ちゃんの小さな鼻の場合、鼻水が固まってしまって詰まってしまうこともあります。 普段から透明な鼻水が出ている場合には要注意です 舌癒着症によって呼吸がスムーズに行えない 赤ちゃんの舌は大人に比べると高い位置にあるものですが、中には大人よりも前に舌の付け根がある赤ちゃんもいます。 このような状態を舌癒着症といいます。 舌癒着症の赤ちゃんの喉は、喉頭蓋や喉頭の位置なども通常よりも高い位置にあり、空気の流れが非常に悪い状況になっています。 このためいびきをかくことになります。 舌癒着症の治療は小児科では一般的に手術による治療を行わないという方針の先生が多くいます。 口腔外科や耳鼻咽喉科などに相談をしてみることもお勧めです。 扁桃腺肥大やアデノイド肥大による可能性も 喉の奥には口や鼻から細菌などが入ってきてしまった場合に体を守るための免疫システムが備わっています。 口から見えるところにある口蓋扁桃と咽頭扁桃(アデノイド)という器官になります。 口蓋扁桃は俗に扁桃腺と呼ばれているの器官で、この器官が腫れたように肥大するのが扁桃腺肥大といい、さらに奥にある咽頭扁桃が腫れたように肥大するのがアデノイド肥大です。 幼児期の子供にはこの扁桃肥大やアデノイド肥大はよく見られる症状になります。 扁桃腺肥大は7歳くらいがピークで10歳くらいで小さくなり、アデノイド肥大は4歳くらいから始まり6歳くらいがピークで、18歳くらいには退化していきます。 扁桃腺は口を覗くと見えますが、ここが肥大していると喉までの間が狭くなるためいびきをかきやすくなります。 アデノイド肥大になると鼻の奥の方の鼻の穴が塞がれてしまうために口呼吸になっていびきをかきやすくなります。 扁桃肥大になると扁桃腺の炎症や高熱を起こしやすくなりますので注意も必要です。 睡眠障害によってもいびきをかく 睡眠障害は良質な睡眠をとる時に障害となる様々な病気の総称です。 赤ちゃんに起こる睡眠障害の代表的なものとしては、睡眠時無呼吸症候群や上気道抵抗症候群といったものがあげられます。 舌癒着症の赤ちゃんも睡眠時無呼吸症候群を起こしやすくなります。 呼吸が止まってしまうことがある睡眠時無呼吸症候群 睡眠時無呼吸症候群は寝ている間に一定期間呼吸が止まってしまう状態です。 扁桃肥大やアデノイド肥大の赤ちゃんの中には、睡眠時無呼吸症候群を引き起こしてしまっていることがあります。 これは肥大した扁桃腺やアデノイドが寝ている間に気道をふさいでしまうためです。 通常扁桃腺肥大やアデノイド肥大は治療を積極的に行うことは少なくなりますが、睡眠時無呼吸症候群などの症状によって睡眠の阻害がひどい場合には治療を行うこともあります。 睡眠時無呼吸症候群かどうかが疑われるポイントを紹介します。 呼吸をすると胸のあたりが落ちくぼむ• 寝返りの打ち方が激しい• 日中に元気がなくぼんやりとしていることが多い• 寝ているときに呼吸が止まっていることがある 睡眠障害についてはこちらに詳しく載っています。 関連記事 浅い眠りが続く上気道抵抗症候群 睡眠障害の中でも実は健康状態に悪影響を及ぼすと言われているのがこの上気道抵抗症候群です。 深い眠りになかなかつくことが出来ず、ただでさえ浅い眠りが多い赤ちゃんが深い眠りを取ることが出来ない状態になると、成長を阻害する可能性もあります。 赤ちゃんは寝ている間に成長ホルモンが分泌されてどんどん大きくなりますので、この状態が続くことは非常に危険です。 上気道抵抗症候群が疑われるポイントとしては次のようなものがあります。 寝起きがとても悪い• 寝相が悪く寝ている間動き回ることが多い• 日中も元気がなくぼんやりとしていることが多い 赤ちゃんの寝相が悪い理由についてはこちらを参考にしてみてください。 関連記事 いびきの専門は耳鼻科、動画などを撮影するのもおすすめ 危険なタイプのいびきかなと感じたら、まず耳鼻科を受診してください。 いびきについての専門家は耳鼻科になっています。 寝ているときの赤ちゃんの様子などをスマホやタブレットなどで動画撮影を行って耳鼻科の先生にチェックしてもらうようにすると状況が分かりやすくなります。 あまり心配し過ぎなくても大丈夫 だいたい半数以上の赤ちゃんは何かしらかの原因でいびきをかくといわれています。 いびきをかいているからといって心配し過ぎる必要はありません。 普段赤ちゃんの御機嫌がよく、起きているときには元気に遊んでいる様子があれば、治療などが必要なケースは少なく、成長と共にいびきの原因が改善していきます。 初めての育児の場合には、いびきにびっくりして心配に思うこともあると思いますが、いびきをかいていても寝ているときに何度も起きてしまうというようなことがなければ大きな問題はありません。

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【徹底比較】おしゃぶりのおすすめ人気ランキング13選【天然ゴム製も】

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脳性麻痺とは? 胎児~新生児の間に、脳が障害を受けて起こる ママのおなかの中にいる間から、新生児(生後4週間)までの間に脳が何らかのダメージを受けて、自分が思ったように手足を動かしたり、姿勢を保ったりするのが難しくなるのが脳性麻痺(のうせいまひ)です。 疑わしいような妊娠分娩歴があれば、生後まもなくの検査で脳性麻痺があるかどうか、ある程度予測がつくこともあります。 また、なかなか首がすわらない、おすわりができないなど、発達の遅れによって見つかることもあります。 脳性麻痺の疑いがあって成長や発達に遅れが出そうな赤ちゃんの場合、生後まもなくからかかりつけ医が注意深く見てくれるのが普通です。 脳性麻痺は「私が頑張って、早い段階で見つけなければ手遅れになる!」と、ママが見つけ出そうとするような病気ではありません。 赤ちゃんが脳性麻痺になる原因 脳性麻痺、つまり胎児や生後間もない赤ちゃんの脳がダメージを受ける主な原因は次のようなものです。 ただし「明らかに脳性麻痺だけれど、その原因がわからない」ということもあります。 ウイルス感染・細菌感染 妊娠中にママが風疹やサイトメガロウイルス、B群溶血性連鎖菌(GBS)などに感染すると、胎児や新生児にも感染して髄膜炎などを起こし、脳が障害を受けます。 胎児期、出産時の低酸素 胎盤が早期にはがれる、へその緒が胎児の首に巻きつくなどで、胎児に送られるべき酸素が不足することで、脳が障害を受けます。 脳の中で運動機能を司る部分は、低酸素などの障害に弱いと考えられています。 脳血管障害 分娩時の脳出血、脳障害、出生後の脳外傷など。 核黄疸 脳の中には黄疸に弱い部分があります。 新生児黄疸は誰にでも出るものですが、黄疸が強くなった場合、これをほうっておくと黄疸が重症化(核黄疸)して、脳に障害を受けることがあります。 最近は産院での黄疸の管理がきちんとしているので、黄疸が原因で脳性麻痺になることは、昔ほどありません。 赤ちゃんの脳性麻痺の特徴 脳性麻痺は脳のどの部分に、どれぐらいの障害を受けたかによって、現れる症状には個人差があります。 脳性麻痺の主な症状は運動障害です。 しかしたとえば、非常に難産でお産のときの低酸素状態がひどくて、大脳皮質など脳の広い範囲の機能がダメージを受けた場合などには、知的障害を伴うこともあります。 脳性麻痺の赤ちゃんによく見られる症状は次のようなものです。 たとえば大人が脳溢血を起こした場合を考えてみてください。 軽症なら脳溢血を起こす前とほとんど同じ生活に戻れますが、重症の場合は寝たきりになることもあります。 脳性麻痺の症状の現れ方もこれに似ています。 脳がダメージを受けている部位や程度によって、バリエーションがあるのです。 ・知的な発達は全く問題なく、歩くとちょっと足をひきずる。 手の繊細な動きが苦手 ・顔の筋肉がうまく動かせないために無表情な顔つきになったり、話すときに顔がゆがんだり動いたりする ・筋肉がうまくコントロールできないために笑えない、笑っているわけではないのに笑っているように見える ・自分で呼吸ができず、人工呼吸器が必要 これらはいずれも、脳性麻痺の症状の一例です。 十把ひとからげにはできないほど、症状の程度には開きがあります。 赤ちゃんの脳性麻痺の種類 脳性麻痺は以下の5タイプに分けられ、タイプによって症状が異なります。 このうち頻度が高いのは、アテトーゼ型と痙直型です。 アテトーゼ型 自分の意志とは関係なく、手足や顔など、体のあちこちが動いてしまう(不随運動)。 たとえば目の前のものをとろうとしてもとれない、話すときに顔がゆがんでしまうなど。 痙直型 手足が硬直して、突っ張った状態になる。 固縮型 筋肉が固まって、関節が動かしにくい。 失調型 体や手足のふるえ、バランスの悪さなどが目立つ。 混合型 アテトーゼ型と痙直型など、2つ以上のタイプが混ざっている。 赤ちゃんの脳性麻痺の合併症 精神発達や言葉の遅れ、てんかん、誤嚥性肺炎を起こすことも 脳性麻痺は主に運動機能に障害が現れる病気を指します。 しかし脳のどこにダメージを受けたかによって精神発達や言葉の遅れ、視聴覚の障害、てんかんによるけいれんなどを合併することがあります。 脳は神経回路のかたまりです。 脳に障害があるということは、その回路がショートしやすいということ。 てんかんによるけいれんは、興奮して神経回路がショートしたような状態です。 脳性麻痺の合併症として、てんかんが出るのは5~6歳ごろからと少し大きくなってから。 人によっては、20歳を過ぎてから、てんかんが現れることもあります。 また脳性麻痺で飲み込む力が弱い子の場合、誤嚥性肺炎を起こすこともあります。 赤ちゃんの脳性麻痺の治療法 リハビリで残っている機能の低下を防ぐ 脳性麻痺かどうかは、ママへの問診、赤ちゃんの診察、赤ちゃんの頭部のCTやMRI画像などをもとに判断します。 脳性麻痺と診断された場合、今のところ病気そのものを治す根本治療はありません。 しかし理学療法、作業療法などのリハビリテーションやマッサージをすることで、残された機能の低下を防ぎ、日常生活の不自由さを軽減することができます。 薬物療法を行う場合も また筋肉のつっぱりや緊張を和らげるために神経ブロック療法やボツリヌス注射をする、てんかんを抑えるような薬物療法を行うこともあります。 脳性麻痺は予防はできる? 風疹などの感染症対策を 低出生体重児、早産児は、脳性麻痺になるリスクが高いと言えます。 数字でどれぐらいと出すのは難しいのですが、たとえば1000g未満で生まれた赤ちゃんが脳性麻痺になる確率は1割ぐらいです。 しかしその1割の脳性麻痺の子たちの9割は普通に保育園や幼稚園、学校に通えます。 脳性麻痺は原因不明の場合もあり、確実に予防できる方法はありません。 妊娠中のママはウイルスや細菌に感染しないよう、できるだけ規則正しい生活を送り、きちんと食事をとりましょう。 また、風疹などの感染症対策はしっかりとしておきたいですね。 出産はアクシデントにすみやかに対応できる産院で 脳性麻痺は妊娠中から新生児の間に、脳に障害を受けることで起こります。 万一、出産時にアクシデントが起こったときにすみやかに的確な対応がとれるクリニックや産院を選びましょう。 現在は日本全国に総合周産期センター、各地域の周産期センターがあり、産院やクリニックと連携して「これは危ない!」というときに、適切な医療が受けられるシステムになっています。 「お産は人生の大切なイベントだから」と豪華な産院や食事のおいしさなどで産院を選ぶ人は少なくありませんが、万一のときに安心な態勢が整えられているかどうかも、きちんと確認しておきましょう。

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どんな音があるかを知っておかないと、聴診器で音を聴いたときに患者さんの異常に気付けなくて危険ですよ! まずは、正常な呼吸音をしっかりと覚えておきましょう。 〈目次〉• 呼吸音は生理的な音 普段、私たちが聴診器で聴いている 肺音は、呼吸音と副雑音に2つに分けられます。 呼吸音は、生理的な音で、正常な呼吸音には、 気管呼吸音と気管支呼吸音、肺胞呼吸音があります()。 図1呼吸音の分類 正常な呼吸音が聴こえている場合は問題ありませんが、呼吸音に異常がある場合は注意が必要です。 呼吸音に異常がある場合は、 呼吸音が弱くなったり、聴こえなくなる「呼吸音の減弱や消失」といった状態や、 ゆっくりとしか息を吐けなくなる「呼気の延長」といった状態の音が聴こえることがあります。 このような異常に気づいた場合は、のような疾患を疑いましょう。 表1呼吸音の異常と疑うべき疾患の関係 呼吸音の異常 疑うべき疾患 呼吸音の減弱/消失時 、胸水、 呼気の延長時 慢性閉塞性肺疾患(COPD)、気管支喘息 副雑音にはラ音と胸膜摩擦音がある 呼吸音ではない音を副雑音と言います。 副雑音には、 ラ音と胸膜摩擦音があります()。 図2副雑音の分類 代表的な副雑音であるラ音は、のように、さらに細かく分けられます。 表2ラ音の分類 ラ音 名称 音の聴こえ方 水泡音 (coarse crackles) ゴロゴロ、プツプツ 断続性ラ音 捻髪音 (fine crackles) チリチリ、パリパリ 笛音 (wheezes) ヒューヒュー、キューキュー、ピーピー 連続性ラ音 いびき音 (rhonchi) グーグー 実際、患者さんを聴診をすると、 ラ音はよく聴く異常音です。 特に、 水泡音や 捻髪音はや看護記録に書かれることもよくあるので、にある4つの音はしっかりと覚えておいてください。 ストライダーとスクウォークは吸気時のみ聴こえる 連続性ラ音の中には、 吸気時に聴こえるストライダーと、スクウォークと呼ばれる副雑音もあります()。 表3とスクウォークの特徴 名称 音の性質 音の聴こえ方 ストライダー (stridor) 音域はさまざま ゼーゼー、ヒューヒュー スクウォーク (squawk) 一瞬の笛音 キュン、キュッ、ピッ ストライダーは吸気時に聴こえる長い音なのに対して、スクウォークは一瞬の音のため、聴き分けは簡単です。 ストライダーは、咽、喉頭、上部気管など、胸郭外気道の狭窄(腫瘍や喀痰、喉頭軟化症、声帯の機能不全、腫瘍、喉頭蓋炎、異物など)やが原因で発生する音で、吸気時に聴かれます。 ストライダーに対して、スクウォークは一瞬の音のため、聴き分けは簡単ですが、笛音との聴き分けは難しいことがあります。 スクウォークは、「スクウィーク(squeak)」とも呼ばれることもありますが、細気管支から発生する音で、と一緒に聴こえることもあります。 なお、 スクウォークは末梢気道で発生する音のため、胸部では聴こえますが、頸部では聴こえないという大きな特徴があります。 ラ音が聴こえた場合に疑うべき病変 聴こえたラ音から、患者さんにどのような病変があるかがわかります。 ラ音と疑うべき代表的な病変の関係は、の通りです。 表4ラ音と疑うべき病変の関係 ラ音 疑うべき病変 水泡音・捻髪音 気道病変 間質領域の病変 笛音・いびき音 気道病変 しかし、このような病変があっても、なぜラ音が聴こえるのかという理由については、まだわかってはいません。 大切なことは、 ラ音と疑うべき病変の関係性を覚えておいてください。 目指せ! エキスパートナース肺炎の患者さんと健康な患者さんで聴こえる音が変わる理由 の患者さんの肺ではどのような現象が起きているかを、コップとストロー、そして水で再現してみました()。 コップは肺を、ストローは気管支を現しています。 また、左側のコップは肺胞腔内に水が溜まった肺炎の患者さんの肺を、右側のコップは通常のヒトの肺をイメージしています。 図3コップを使った肺のイメージ 左側のコップには水が入っているため、ストローから空気を吹き込むと、音が「プツプツ」と聴こえることがわかります。 これは、 肺胞腔内に水が溜まっている肺炎の患者さんの肺では、普段、聴こえる低い音(肺胞呼吸音)に加えて、プツプツという水泡音が聴こえるということを現しています。 一方、右側のコップには水もないため、ストローから空気を吹き込んでも、「プツプツ」という音はなりません。 これが健康なヒトの呼吸音です。

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