レスポンデント 条件 づけ。 レスポンデント条件づけ(レスポンデントじょうけんづけ)とは

行動分析学との遭遇(5)

レスポンデント 条件 づけ

古典的条件づけ=「受動的」 オペラント条件付け=「能動的」 犬嫌いの例 例をあげてみましょう。 犬に吼えられると、犬に対して恐怖感を抱くようになるのは、条件反射です。 つまり、古典的条件付けによるレスポンデント反応です。 一方、犬がいない道を通るようにするという「自発的行動」で、その恐怖感を回避すること 強化 は、オペラント条件付けによるオペラント行動と言えます。 連合学習と観察学習 さらに一歩進んで、 「連合学習」と「観察学習」についても考えておきましょう。 「オペラント条件づけ」「古典的条件づけ」は、どちらも 連合学習に含まれます。 連合学習は、簡単に言えば、2種 以上 の刺激の組合せ、つまり連合による学習といえるでしょう。 一方、観察学習は、観察によるものですから、 自身が経験していなくても学習が成立することを指します。 観察~記憶という認知過程を重視することから、連合学習とは別のものに位置付けられます。 お小遣いの例 例をあげてみましょう。 兄がお使いをしたとき、親からお小遣いをもらっていました。 それを見た弟は、直接お小遣いをもらったわけではないにもかかわらず、自分もお使いをしたがるようになります。 ただし・・・ 学習したことそのものは、モデルが強化されるプロセス 代理強化=兄がお小遣いをもらう なので、認知的にオペラント条件付けによる報酬への期待 すなわち「お使い-お小遣い」という連合 を学習したことになります。 それが実際の行動に結びついて報酬をもらえば、観察学習もオペラント条件付けという見方もできるわけです。 ただ、厳密に「学習のプロセス」で考えると、観察学習は「認知」に焦点を当てた社会的学習であり、連合学習とは異なるといえます。 このあたりの分類はなかなか難しいので混乱しがちです。 いろいろな情報に触れて理解を深めていくとよいでしょう。 通信講座で心理学を学びませんか? 四谷学院では、心理学を学べる通信講座を開講しています。 あなたの目的に合わせて、お選びくださいね。 「なりたい自分」になろう! 初学者の方へ 「心理学入門講座」は、初めて心理学を学ぶ方に最適です。 入門と言えども、かなり本格的なので、将来的には心理職を目指したいという方には、「臨床心理士指定大学院対策講座」の前段階として活用も可能です。 たとえば、こんな方にピッタリです。

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レスポンデント条件づけ・古典的条件づけ

レスポンデント 条件 づけ

広告 今回は心理学 【レスポンデント条件づけ】について説明をしたいと思います。 行動主義の ワトソン(Watson,J)が注目していたのが パブロフが(Pavlov,I. P)の レスポンデント条件づけです。 レスポンデント条件づけ 古典的条件づけとも言われます。 パブロフは「パブロフの犬」と言われる実験を行いました。 この実験では、犬に餌を与えるとヨダレが発生しますが、犬にベルの音を聞かせたあとに餌を与えるということを繰り返すことで、 犬が音を聞いただけでヨダレを垂らすようになることを発見しました。 このことから条件づけが可能ということがわかりました。 この条件づけは 無条件刺激・無条件反応・条件刺激・条件反応から説明することができます。 餌に対しては条件づけなくして、ヨダレが出ますので、以下のような関係となります。 般化・分化・消去の用語説明 レスポンデント条件づけに関連する用語を以下に説明します。 般化とは、条件刺激 ベルの音)に 類似した刺激(電話の音)に対しても、 条件反応(ヨダレ)を起こすことを指します。 分化とは、条件刺激と般化の刺激を区別し、 正しい条件刺激にのみ条件反応を起こすようになることを指します。 これは正しい条件刺激(ベルの音)の時のみ、無条件刺激(餌)を呈示し、 類似した刺激(電話の音)の時は、無条件刺激を呈示しないことを繰り返すことで、次第に類似した刺激には、条件反応を起こさなくなってきます。 消去とは、 条件づけが成立したもの(ベルの音でヨダレが出る)を取り消すことを指します。 分化の手続きと同じよう、条件刺激(ベルの音)に対しても、無条件刺激(餌)を呈示しないことを繰り返すことで、条件刺激の消去が可能となります。

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古典的条件づけ(レスポンデント条件付け)

レスポンデント 条件 づけ

パブロフの犬の実験 1. イヌにベルの音を聞かせる 2. イヌにエサを与える 3. 1と2を繰り返す(条件付け) すると、 イヌはベルの音を聞いただけで、唾液を出すようになる。 イヌはベルの音でエサが貰えると学習し、反射行動を起こすようになった。 この反射行動は実験によって後天的に獲得されたもので 条件反射と呼び、先天的な反射行動のことを 無条件反射といいます。 古典的条件付けのモデル 古典的条件付けの仕組みをパブロフの犬を例に整理すると以下のようになります。 無条件反応 UR =よだれ「先天的な反射」• 無条件刺激 US =エサ「URを誘発する刺激」• 条件反応 CR =よだれ「CSにより起きる反応」• 中性刺激=ベル「なんの関連もない刺激」• 条件反応の形成に最も適した方法とされる。 同時条件付けに比べて条件付けは弱くなる。 中枢神経系 感覚器からの情報 の痕跡を利用するため痕跡条件付けと呼ばれる。 内的刺激(欲求や時間感覚)が条件刺激として機能する。 この方法では条件反応が起こりません。 条件刺激に身体的な苦痛を用いて恐怖反応をおこす方法。 アルバート坊やと白鼠の実験 生後9ヶ月の子供がネズミと遊んでいるときに苦痛と感じるレベルの強い金属音を鳴らすということを繰り返す。 2ヶ月後この子供はネズミを見るだけで怖がるようになった。 ・無条件反応 =苦痛を伴う強い金属音 ・条件刺激 =ネズミ ・条件反応 =恐怖反応 苦痛を伴う強い金属音を無条件刺激としてネズミが条件刺激になり、怖がるという恐怖反応(条件反応)が条件づけられた。 何かを食べた後に体調不良などを経験すると、食べた物の味に体調不良という条件刺激が結びついて条件反応としてその食べ物を食べなくなる(嫌いになる)。 例:リンゴを食べた後、車酔いで嘔吐した。 その後リンゴが食べられない。 味覚嫌悪条件付けは、 1回の経験だけで形成されます。 とても強く条件付けされるため消去されにくいことが特徴で、子供のころの味覚嫌悪条件付けが偏食の原因にもなります。 初めの条件付けを「1次条件付け」として2次以降の条件付けが高次条件付けです。 古典的条件付けを利用した治療法 漸進的筋弛緩法 漸進的筋弛緩法は、エドモンド・ジェイコブソンが提唱した リラクセーション法で、筋肉の「力を入れる」と「力を抜く」を繰り返し行うことにより緊張をほぐしリラックスに導く方法です。 一次的な緊張の緩和だけではなく、力を入れた「緊張」と力を抜いた「弛緩」の感覚を自分の中で感じられるようになると、 余分な緊張をセルフコントロールできるようになります。 それがこの療法の目的です。 主に強迫性障害や恐怖症を対象にしており、 不安階層表という表にストレスの強い場面を設定し段階的に克服していく手段です。 パブロフやワトソンを始めに、さまざまな条件付けが研究されており、そのごく一部を紹介させていただきました。 パブロフの犬からスタートした古典的条件付けは、現在では認知行動療法の治療技法として使われるなど心理治療の分野では欠かせない概念となっています。 続いて次のページでは、古典的条件付けに続き道具的条件付けとも呼ばれる 「オペラント条件付け」を紹介したいと思います。

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