パラサイト 感想。 パラサイト半地下の家族考察!無線機・石・ラスト結末の意味を考える

【パラサイト半地下の家族】ネタバレ最後の結末は臭いで衝撃的展開

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映画「パラサイト半地下の家族」のネタバレ、ラストの結末をまとめます。 パラサイトは、2020年1月10日から日本全国で公開されました。 最後の結末は衝撃的な展開で、ネタバレ禁止運動が世界中で、起きてるほどです! 「万引き家族」の是枝裕和監督や映画好きで有名な斎藤工さんも 「とにかく見て」と大絶賛! アジアの映画作品で、アカデミー賞作品賞候補になったのは初! しかし、PG12にもなっている作品だし、ちょっと怖そう! 韓国の文化やニュアンスなど、映画を観ても意味が分からないところがある! 映画「パラサイト半地下の家族」は、どんな作品かネタバレを知ってから観たいという方に、最後の結末をネタバレします。 ネタバレを知っても楽しめる作品ですが、純粋に楽しみたい方は、見ないでください! ネタバレがありますので、知りたくない方はご注意ください! 映画「パラサイト 半地下の家族」は、展開が変わっていく2部構成になっている作品です。 韓国の格差社会を皮肉っていますが、エンターテイメント映画として笑えるシーンもあります! 笑って見ているといつの間にか、怖い展開に連れていかれてます。 貧乏家族は全員失業中 主人公のギテク一家は、父、母、長男、長女の4人の全員失業中の貧乏家族で、半地下に住んでいます。 そのため、酔っ払いが家の前で用を足していたり、消毒剤が撒かれる時には家の中に入ってくる、水の水圧を考えて、トイレが高いところにある状態です。 長男が家庭教師になる ある日、大学入試に失敗し続けている長男のギウ チェ・ウシク は、優秀な大学に通っている友人・ミニョクが留学している間の家庭教師の代わりを頼まれました。 家庭教師の面接に行ったのは、IT企業の社長で、高台の大豪邸に住むパク家でした。 ギウは、大学証明書を偽装して面接しますが、美人な奥さんは証明書も見ずに、 結果を出してくれればいいと言います。 ギウは娘のダヘ チョン・ジソ の家庭教師になりました。 ギウはある意味大学入試のプロで教えるのも上手く、すぐにダヘと恋人関係になってますから、パク家の信頼を得ています。 家族全員が豪邸に就職(寄生)する ある日、パク家の母親が 美術の先生を探していると言いました。 ギウの妹のギジョン パク・ソダム は、美大に落ちていますが、美術の先生としてパク家に侵入します。 そして、父親のギテク ソン・ガンホ もパク イ・ソンギュン のドライバーとして、パク家に侵入していきます。 母親も家政婦になってパク家に侵入しようと考えますが、既にベテラン家政婦のムングァン イ・ジョンウン がいます。 しかも、4人が家族であることを悟られないようにしなければなりません。 家政婦のムングァンが邪魔なので、極度の桃アレルギーなことを利用して、桃の毛を使って結核持ちに見せ掛けて、辞めさせられるように仕向けます。 そして、母親も豪邸で働くことになりました。 ある日、パク家族がバカンス旅行に出かけたときに、家族4人は散らかし放題、豪邸で最高の暮らしを楽しんでいました。 これが前半の1時間のあらすじで、ここから話が変わっていきます。 ここから、ストーリーがジェットコースターのように変わっていきます。 ねこまろ 大雨で大洪水が起きる パク家族がバカンス中、大雨で大洪水が起きます。 しかし、高台の大豪邸は、洪水の心配がありません。 地下室に男がいた 4人が豪邸でやりたい放題楽しんでいると、かつて、家政婦だったムングァンがパク家を訪れました。 忘れ物をしたと言うので家に入れると、女性は隠された地下室に行き、4年近く閉じ込められていた男の存在を明かします。 男はムングァンの夫で、地下室(パク一家は存在すら知らない)で、豪邸に寄生して生活していました。 男は今まで家の灯りでモールス信号を送っていましたが、誰にも気づいてもらえませんでした。 2人は、これからもパク家に居座ろうとしています。 ギテク一家は、今の生活が2人に壊されることを恐れて追い出そうとしますが、 写真を撮られて脅されます。 ギテク一家の写真が奥様に送られてしまうと、4人が家族だったことがバレてしまいます。 しかし、こちらは4人なので、何とか2人を拘束しました。 パク一家が予定より早く帰って来てかくれんぼ そんな中、大雨の影響で、パク一家が今から帰ると連絡がありました。 家の中は、やりたい放題していたので、散らかし放題! 全力で片付けて、何とか間に合って、家政婦の母親以外は隠れました。 長男のギウは、家庭教師をしているダヘの部屋のベッドの下に隠れています。 ダヘが何気なくベッドの下を見ますが、愛犬がブルブル震えていて吠えそうな雰囲気で、見つかりそうだった状況を乗り越えました。 他の家族は、リビングに隠れますが、パク夫婦はリビングで話し始めます。 パク夫婦が臭いに気付く リビングでパク夫婦が話していると、臭いに気づきます。 どこかで嗅いだことがある匂いだと話し、 ギテク(運転手)の匂いだと話す。 地下鉄の臭いだとか切り干し大根の臭いだとか、パクは悪気なく言います。 しかし、隠れて聞いていたギテクは「貧乏人の臭い」「貧乏臭い」と言われたようで、侮辱されたと思い始めます。 間一髪豪邸を脱出する パクの息子のダソン チョン・ヒョンジュン は、大雨が降っているのに庭にテントを張って、キャンプをしています。 また、ダヘ(娘)がギウ(家庭教師)に連絡したことで、スマホのバイブが鳴り響く! パク家族が寝静まったことで、ギテク一家が外へ出ようとすると、ダソン(息子)がトランシーバーで「眠れない」と呼びかけます。 そんな中、3人は間一髪、豪邸を脱出しました。 下界では大洪水 高台の豪邸から下りていくと、下界は大洪水になっていて、ギテクの半地下の家も首まで水に浸かりました。 これからどうする・・・ 思いつめた表情の息子のギウは、友人にもらった石を持ち出します。 スポンサーリンク パラサイトネタバレ・最後の結末はインディアンパーティで事件 高台に住んでいる裕福な家族は、下界で起きている洪水災害など知りません。 次の日は、息子の誕生日で、庭でのインデアンパーティを企画します。 実は息子には、 誕生日ケーキにトラウマがありました。 昔、夜中にケーキが食べたくなって、キッチンに行った時に、地下に住んでいる男を見てしまい、幽霊を見たと思って誕生日が怖くなった。 そのトラウマを克服するためにパクがサプライズを企画して、奥様がギテク一家を呼びました。 そして、ラストのインデアンパーティで悲劇が起きます。 ギウ(家庭教師)は、石を持って地下室に向かって2人を殺そうとしますが、反撃されました。 そして、地下から脱出した男がギテクの娘(美術の家庭教師)を刺した時、パクの息子が倒れました。 そのことで、娘を心配するギテクにパクは、車の鍵を渡すように強く言います。 地下の男と戦ったギテクの妻(家政婦で元砲丸投げの選手)は、男をバーベキューの串で刺しました。 その時、 パクが 地下の男の体臭に鼻をつまんだことで、 ギテクの怒りが爆発して、パクを刺します。 パク氏は殺されましたが、最後は貧乏人同士の殺し合いになっています。 スポンサーリンク 最後の最後の結末 最後は、どんなに頑張っても富裕層になれない、裕福になったとしても、 貧乏臭さは取れないと感じた虚しさ。 ギテクは、パク氏に気に入られて、豪邸に寄生したつもりだったが、結局は対等な人間として見られていなかったことに気付いて爆発! 最後の結末は、ギテクの娘は亡くなってしまい、ギウは重体、母親は無傷・・・父親のギテクは? 父親のギテクは行方不明になっていました。 ギテクは、パクを刺して豪邸から出た後、隠れる場所は豪邸の地下室しかないと思い立って、駐車場から地下室に入って住んでいます。 世の中では、ギテクは蒸発したことになっていました。 しかし、ギウは父親が地下室にいると思っていて、夜に豪邸が見える山に登ります。 ギテクは、いつか気付いてもらえるだろうと、豪邸の灯りをモールス信号として、ギウにメッセージを送っています。 ギウは、いつか、お金持ちになって父親が地下室にいる豪邸を買うことを夢見て、頑張ろうと心に誓います。 スポンサーリンク 名監督たちが大絶賛コメント 映画「パラサイト半地下の家族」のティザーでは、日本の名監督たちが大絶賛するコメントがスゴイ! パラサイトと同じ、万引き家族でカンヌ映画祭の最高賞のパルムドールを受賞した是枝裕和監督のコメントが熱い! 観る前の人に、この映画の内容を説明するのは野暮だ。 「見ろ!」としか言えないし、「面白い!」としか言いようがない、だからとにかく見て欲しい。 映画好きで有名な俳優の斎藤工さんは「史上最強傑作!!」とコメント! アニメの細田守監督は 「ものすごいものを観た!」とコメントしています。 ネタバレを知っていても、伝わらない雰囲気や表情がありますから、怖がらずに楽しめると思います。

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【パラサイト半地下の家族】ネタバレ感想・考察!インディアン、石、匂い…映画のアレコレを考察しました

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今回は話題騒然の韓国映画 『パラサイト 半地下の家族』の感想記事です! 先行上映で鑑賞しました カエルくん(以下カエル) 「先に語っておきますが、今作は 『ネタバレ禁止令』が出ていますが、記事の性質上どうしても触れなければいけない部分もあります。 だから、お話の展開には極力触れないようにしながら語っていきます」 主 「いつも通りのやり方ですね。 なるべく真っさらな状態で見て欲しいかな」 カエル「色々なご意見があるでしょうが、 内容の直接のネタバレ、あるいは展開をバラす意図はないとご了承ください。 それでは……感想記事のスタートです!」• 作品紹介・あらすじ カンヌ国際映画祭でパルムドールを獲得するなど、世界中で高い評価を受ける韓国映画作品。 監督は『殺人の追憶』『グエムル 漢江の怪物』『オクジャ』などのポンジュノが脚本も務める。 主演はポンジュノ作品ではタッグを組むことも多いソン・ガンホのほか、イ・ソンギョン、チョ・ヨジョン、チェ・ウシクなどが脇を固めている。 家族全員が失業中でピザ屋の外箱を組む内職で細々と生計を立てているキム一家は半地下の建物の中で狭苦しく生活していた。 そこで長男のギウが友人の紹介により、IT企業の社長であるパク氏の娘の英語の家庭教師を行うことに。 というわけで 『自分とは相性が悪い』程度に考えてください」 主「 でも、今この映画を見るか迷っている人がいるのであれば、悪いことは言わないからすぐにこのページを閉じて映画を見にいきましょう! (先行上映が見れない地域の方は、公開されてから鑑賞してください) 間違いなく2020年の主役であり……1月にしてベスト1位が決定するかもしれません。 少なくとも技術面においては完璧と言える。 物語の組み方、映像の見せ方、間の使い方、演技、社会性……何をおいても超がつくほど1級品。 ぶっちゃけ、今作を超える完成度の映画は2020年に登場することないのではないか? と思うほど。 それこそ…… 『ROMA』とか、それクラスの映画がでないと太刀打ちできなんじゃないのかなぁ……世界中でも絶賛を集めるのも納得です」 カエル「あれ? 手放しで絶賛しているじゃん」 主「 だから、この映画の技術面については大絶賛なの! でも、どうしても受け入れがたいものがある。 ただしそれは……自分の趣味嗜好の問題だから、そんなものは気にしなくてもいい。 この映画の価値は自分ごときが何を言っても、絶対に揺らぐことはないから。 ……まあ、自分のいうことで評価が揺らぐってどういうことなんだ? って気もするけれどさ。 ピーター・アーツのハイキックとか、マイティ・モーのサモワンフックとかさ、そんなわかりやすくて、一気に試合を決める必殺技を見にいっているような。 でも、この作品は違うんですよ。 試合開始からジャブとか打って、間合いをしっかりとコントロールして、相手に攻撃させて体力を消費しつつ全てガードして、時に寝技をかけて自分の体力を温存しつつ、少し観客を沸かせるパフォーマンスとトリッキーなことをして、でも最後はきっちりと極めて結果的に完勝……そんなタイプの映画」 うん、もうちょっとわかりやすく喩えてよ つまりさ、相手(観客)をコントロールして、きっちりと勝つタイプ 主「 全部といえば全部が伏線。 演出、セリフ、演技、展開……その全てが考え抜かれている。 自分レベルでもはっきりわかる、この映画は全ての場面で意図があるカットを、しかもわかりやすく描いている。 もしかしたら、映像演出を考える上ではすごくいいお手本なのかもしれない。 特に開始10分くらいかなぁ……ここは本当に無駄が1つもない。 あまりの巧さにびっくりするほどだった。 そ の中でも、舞台となる家の空間配置能力と、その見せ方が圧巻の巧さだった。 今作もそれは同じで、ファーストカットからバリバリにうまかった」 カエル「その建物の見せ方であったり、なぜこの位置関係を使っているのか? というのが、バリバリに伝わってくるもんね」 主「 カットの全てに意味があるって、こういうことなんだなぁ……とよくわかる。 また顔のアップ、あるいは2人で会話する様子、その場に何人いるのか、なぜこの画面でその人がカメラのフレームに出たり入ったりするのか……それが全て意味が伝わるようにできている。 ちょっと主張しすぎなくらい、あざといくらいにね。 例えば、日本やアメリカ、ヨーロッパだと今作のようなテーマの作品は、もっと社会派の一面を強調するのではないだろうか? でも、今作はエンタメ映画として完成されている。 だからこそ多くの人に響くし、届くメッセージ性を内包している」 あとは、この日は同じく貧困を扱ったケン・ローチ監督の 『家族を想うとき』を見たのも大きかったかもね 主「2作とも現代の貧困を描いているけれど、イギリスなどのヨーロッパ映画である 『家族を想うとき』はリアルテイストに描くから、ガツンときつく染みるんだよね。 一方で今作は貧困とは言っても、どこか物語感が強い印象を受ける。 やりたいこととやり方が違うから、別にいいんですが。 この2作を比べるとヨーロッパの描き方と、韓国の描き方……どちらも巨匠だけれどその演出術の違いがはっきりわかって面白いね」 カエル「ここで日本代表として是枝監督を入れると、さらに面白いかも…… というのは別として、本題に戻りましょう それでいうと、この映画は映画に大切なものの多くが入っているのかもね。 キャラクターの魅力、物語のわかりやすさ、 サスペンス、意外性、コメディ、社会性……とかさ。 韓国社会の問題を扱っているのに、全くお国柄とかを感じさせない作品でもあるし。 これは萩本欽一が 『舞台の稽古はやりすぎない』と語っているのと同じ理由であって、上手さを見せれば見せるほど、その技術を見せ付けるような動きになってしまったり、あるいは裏で頑張っている姿を連想させてしまい、感心させてしまい笑えなくなってしまう、という理論です」 主「 これってすごく怖くてさ、頑張ればがんばるほど、作り込めば作り込むほど、その努力が出てきてしまう。 それが観客ののめり込みを阻害することだってあるんだ。 だけれど、本作はそれだけうまい画面を構成しておきながら、そんなことを感じさせない。 グッとのめり込みすぎるかと思いきや、きちんとコメディを入れて間を外す。 そして、また巧みな画面や物語を語り始める……いや、これは圧巻です。 正直、参ったというレベル。 『上手すぎる!』と不満を出そうかと思ったけれど、こうやってちゃんと外されると、それも言えなくなるんだよ……そのあたりのコントロールも見事。 ぶっちゃけて言えば、話の展開や整合性に無理があるだろう、という、いわゆるご都合主義な映画もたくさんある。 というか、今作も色々と無理は多いんだけれど、力技と演出力でカバーしていくんだよね。 それでも物語としての面白さを追求していく……その姿勢は間違いじゃないし、むしろ自分は好感が持てる。 じゃあ、どうやってそのエンタメ性を維持しているのか? という部分だね」 とりあえず、以下のようになるのかなぁ• あくまでもそういう印象、あるいは傾向にあるのではないか? という程度の話です。 誤解を恐れずに言えば……インド映画は王道、韓国映画は邪道で攻める、ということができるのかな?」 で、このTweetに繋がるのね 自分がアニメ映画とインド映画が好きで、韓国映画が苦手な理由がパラサイトではハッキリ出ているなぁ 作り込みすぎなのと、あの展開で「お前…またかぁ〜!」ってなるんよね…— 物語るカメ 井中カエル・映画、アニメ垢 monogatarukame やっぱり、韓国映画は苦手だなぁ……と思ったよ 主「アニメ映画とかインド映画って、もちろん作品にもよるけれど過激なバイオレンス描写は……0ではないよ、でもそんなに多くない。 その中でエンタメ性重視の物語を作ってくれる。 一方で韓国映画ってバイオレンス描写が強い作品が多くて、それが苦手」 カエル「それこそホラー映画もそうだし、園子温とかも嫌いだもんねぇ」 主「 で、この映画もバイオレンスな描写が始まるんですよ。 それが気持ち悪かったし、その展開にしなくてもいいんじゃない? って思った。 それで観客を釣ろうとするのは、自分は苦手なんですよ。 テーマ性もはっきりと伝わってくるし、あの展開にした意味もわかる」 だけれど……なんでそうなるのか、そこがわからない カエル「それは……社会情勢を踏まえて上流階級への反感とかさ」 主「 いや、だってキム一家とパク一家って対立関係にないじゃん。 むしろキム一家がパク一家にパラサイトしているわけでさ。 しかも関係は色々あったにしろ、良好だった。 パク一家はキムさんたちのことは、比較的好きだった。 じゃあ、なんでああいうことになるのよ? 自分たちだってパク一家を散々コケにしてきたでしょ? 『人のいい家族だ〜』とか言ってさ、あれだけ色々好き勝手やってきて、なんで最後そうなるのよ」 その不条理感を出すのが目的だったのかも…… それならこの映画のテーマ性がおかしくなるじゃん 主「 この映画のテーマって、要は格差社会なわけでしょ? だけれどあの展開だったら、明確な理由もないために 『下級階級は嫉妬に狂っているだけだ』とも言える。 経済状況は大きく違うけれど、家族を思いやり愛しているのはどちらも一緒。 本質的にはそこまで変わらないよ、どちらも。 戦う相手があまりにも違いすぎる」 その辺りが韓国映画の合わない部分に思えてくるんだよ 主「 あのオチをやりたいのもわかる。 そして観客を引き込むためにバイオレンス描写を使うのも韓国映画らしいな、と思う。 そのせいで、物語としての整合性というか、そういうものは壊れて雑味を生じてしまったように感じた。 さらに言えば、ああいう展開じゃないと本当にダメだったわけ? いや、あのオチは本当に上手いと思います。 思うけれど、だからこそ、その間はもっと別の形でやって欲しかった。 これじゃ経済格差間の分断を煽るだけじゃないのかな? って。 だったら最後にさ、パク・ダヘをうまく使って希望を見せるのも手だと思う。 富裕層と貧困層は対立するもの、当然だ。 でも現代の成功者って王侯貴族ってわけではないよね。 きっちりと勉強して、努力して、リスクも背負って成功している。 そりゃ、運だって当然あるし頑張っても頑張れない人がいるのもわかる。 だから富の再分配とか、税率の話になるのもわかる。 それは理解も納得もしますよ。 だけれど、成功者って人生を失敗した人に傷つけられ、家庭を破壊されなければいけないような存在なんでしょうか?」 カエル「そこを描いたからこそ、この映画も高い社会性をもったんじゃないかな?」 主「 わかるよ、わかる。 フィクションとしては正統、現代の御伽噺としても全然あり、物語のあるべき形とも言えるだろう。 一流の悲劇よりも三流の喜劇の方が……自分としては好きだし、手放しで称賛した。 それでも残るものを見せて欲しかったな」 まとめ というわけで、この記事のまとめです!• 世界中が絶賛も納得! 圧巻の映画!• 家の造りや見せ方など、映像的演出も絶賛!• エンタメに凝っており社会性も抜群!• ただし、一部描写には疑問も…… まあ、後半は自分の個人的な趣味嗜好なので気にしないでください カエル「ちょっと煽り過ぎな感はあるけれど、こういう映画にある程度慣れていたら、そこまで気にならないのかもしれません。 ただ、子供とかにはオススメしないかな……バイオレンス描写が辛い人は、ちょっと覚悟した方がいいかも?」 主「いい作品だと思うし、自分も高く評価すると思います。

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『パラサイト 半地下の家族』感想(ネタバレ)…ポン・ジュノに寄生されたい : シネマンドレイク:映画感想&レビュー

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CONTENTS• トロント国際映画祭で史上最高の映画監督の1人と紹介されたポン・ジュノ監督。 『パラサイト 半地下の家族』は、カンヌ映画祭でパルムドールを受賞したほか、北米、南米、欧州の映画祭で次々に賞を受賞し既に大ヒットを記録。 2020年度のアカデミー賞にノミネートされる可能性が非常に高い映画です。 夫・キテクは職を持たず、皆で宅配ピザの箱を折る内職で生活しています。 キテクの妻・チョンソクは、「ワッツアップ出来ないの?」とすかさず質問。 チョンソクは、寝た振りしても無駄だと側で横になっているキテクを足蹴り。 妹に知らせます。 そこへ行政に派遣された駆除業者が殺虫剤を巻きに地区へやって来ます。 ギウが窓を閉めようとすると、キテクは、タダだから窓を開けて置けと指示。 窓から入り込んだ殺虫剤の煙が充満し全員咳き込みます。 皆でお菓子を食べているとギウの友人・ミンがやって来ます。 士官候補生だった祖父が収集していた岩を象った置物を持参し、富をもたらすという言い伝えを説明しキム家にプレゼント。 キテクは、感謝の意を伝えて欲しいとミンに頼みます。 「食べ物の方が良かったのに」とボソボソ言うチョンソクの手を叩くギジョン。 ギウとミンはお酒を飲みに出かけます。 高校生のダヘの写メを見せたミンは、自分が外国へ行っている間、家庭教師の代役をして欲しいと頼みます。 お金持ちの家なので賃金も良いと補足 ミンは、生徒のダヘが大学へ進学したら正式に交際を申し込むつもりで、留守中ギウに面倒を見てもらいたいと説明。 ミンとは異なり大学生ではないとギウは難色を示しますが、ミンは、何度も大学受験したギウならうまく英語を教えられるはずで、自分が推薦するから大丈夫と説得。 ギウは、フォトショップが得意のギジョンに頼み手っ取り早く大学在籍書を偽造。 出来栄えを見たキテクは、オックスフォード大学に偽造という専攻があれば、ギジョンはクラスでトップの成績を収めると誇らしげな表情。 高台に在るパク家を訪れたギウを家政婦のムングァンが出迎えます。 広い邸宅へ案内しながら、ムングァンは有名建築家ムーン・フーンがデザインした家で昔住んでいたとギウに話して聞かせます。 犬を抱いて現れたパク・ヨンギョは、ミンの推薦なら身元に間違いないとギウの偽造書類に関心を寄せませんが、ギウの能力を確認する為に教える所を見学したいと言います。 貫録のある教師振りを見せたギウにすっかり感心したヨンギョは、早速ギウを雇うことに。 ケヴィンとニックネームを勝手につけ、必要な物があれば自分より家の事に詳しいムングァンに頼むよう笑顔満面。 そこへ幼い長男・ダソンが弓矢を撃って来ます。 ヨンギョがケヴィンに挨拶をするよう言ってもダソンは無視して弓を撃ちまくります。 ヨンギョは、「アメリカから取り寄せたインディアンの弓矢なの。 ダソンがインディアンになぜか凝ってるのよ」と悪びれない様子。 ヨンギョは、息子に生まれつき芸術センスがあると、ダソンがクレヨンで描いた絵をギウに見せます。 感心する振りをしながらテキトーにダソンを褒めるギウに、ヨンギョは、何人も美術教師を雇ったが落ち着かないダソンを教えるのに誰も1ヶ月たなかったとこぼします。 思案を巡らせたギウは、ジェシカというイリノイ州の大学で美術を学んだ女性を知っていると話します。 イリノイに反応したヨンギョは、子供の扱いに慣れており、芸術学校へ子供を進学させることに長けていると説明するギウの言葉に乗り、ジェシカを紹介して欲しいと頼みます。 ギウに連れられてパク家へ来たギジョンは、ジェシカ、1人っ子、イリノイ、とギウがでっち上げた身元を復唱してからインターフォンを押します。 息子の殴り描いた絵を褒めちぎるヨンギョは、天才画家として有名なバスキアのようだと我が子を絶賛。 ギジョンはテキトーに相槌を打ちます。 英語を教えに部屋へ入って来たギウに、ダヘはジェシカに興味があるのかと心配そうに尋ねます。 ギウは、今日会ったばかりだと苦笑。 安心したダヘはギウの手を握り、雰囲気に乗じたギウはダヘにキスをします。 一方、ヨンギョは、じっとできない息子だと言いながらギジョンをダソンの部屋へ案内。 床で寝転がっているダソンを見ながら、ギジョンは、親の前では教えないと断り、階下でまつようヨンギョに言います。 家政婦に飲み物を持たせ偵察へ行かせようとしたヨンギョですが、ダイニングにギジョンとダソンが座っています。 ギジョンが部屋へ行くよう指示すると、ダソンは45度に腰を折ってお辞儀。 ギジョンは、今ダソンが描いたばかりだと言って、ヨンギョに絵を見せます。 芸術心理学を学んだとうそぶくギジョンは、ダソンの絵から精神病の傾向が見えるとテキトーな分析を述べます。 涙目になるヨンギョは、芸術療法と称するギジョンに吹っ掛けられるまま高い賃金で雇うことに。 そこへ、パク家の主人・ドンソクが運転手を伴い帰宅しますが…。 資本主義社会の格差を描いた『スノーピアサー』 2013 、『オクジャ』 2017 に続き、本作は、 キム家とパク家の2家族に視点を置いた物語です。 ポン・ジュノ監督の特徴は絶対悪を設定しないことで、金持ちが悪者ではなく貧乏にも同情していません。 一方、資本主義が生んだ格差社会そのものに対する批判も一貫しており、その中に埋もれた矛盾を言葉ではなく見せる才能に溢れたフィルムメーカーと言えます。 アメリカの畜産工場を訪れ衝撃を受けたジュノ監督は、『オクジャ』を製作し2ヶ月ベジタリアンの生活を送っています。 「韓国はバーベキュー天国で挫折しました」と話すジュノ監督は、同作でも実力派俳優ティルダ・スウィントン演じる強欲企業家が、金と引き換えという合理的な理由でアン・ソヒョン扮するミジャにオクジャを返すシナリオにしています。 『パラサイト 半地下の家族』に登場するお金持ちのパク夫妻は、 子供に対し馬鹿馬鹿しいほど甘い一方、雇用している家政婦やキム兄弟を見下げるような態度をしない品も備えています。 また、世慣れたギウやギジョンも悪いことをしている意識は全く無く、旨い話に乗じただけという設定。 ジュノ監督の作品は、 近年特に脚本のクオリティが増し、テンポが大変よいことが魅力です。 長い会話を削ぎ落とし、必要な場面だけを最低限の説明に留め、後は俳優の表現力で物語を動かしています。 脚本を何度も書き直して推敲し、場面ごとに何を俳優に求めるのか事前に全て構成済みであろうことが窺えるジュノ監督の卓越した技術です。 例えば、本作を観賞した人達から「驚きの展開」という表現がよく見られますが、実は 『パラサイト 半地下の家族』には伏線が殆どありません。 それにもかかわらず、 急展開するストーリーに納得してしまうのは、提示される理由づけが道理に叶うからです。 また、ジュノ監督のテーマである、絡み合う社会階層も引き続き題材になっています。 『スノーピアサー』では、列車の最前列と最後尾の乗客。 『オクジャ』では、安価な食物を求める人間と日々悲惨な目に遭わされる動物たち。 そして、金持ち家族にパラサイトする貧困家族を描く『 パラサイト 半地下の家族』は、資本主義が生んだ一見異なる2つの家庭が相互依存している様を見せる風刺でもあるのです。

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