がんばれ カカロット。 ベジータの名言「がんばれカカロット お前がナンバーワンだ」しかない…

【ドラゴンボール】ベジータの名言「がんばれカカロット、お前がナンバー1だ」を考察!

がんばれ カカロット

これまでの考察については「」「」をどうぞ。 ベジータに関する話の後編である。 前編では、残忍な男として登場し、あらゆる命をゴミのように扱う初期ベジータを見た。 そして中編では、悟空に敗北したことで劣等感をかかえ苦悩するベジータを見た。 今回は、作中最後のシリーズである魔人ブウ編を見ていく。 前編と中編で提示したベジータの問題、すなわち残忍性と悟空へのコンプレックスは、ふたつの有名なセリフとして結実する。 「トランクス、ブルマを、ママを大切にしろよ」 「がんばれカカロット、おまえがナンバーワンだ」 どちらも名場面として語られることが多い。 ベジータという男が葛藤の果てに辿りついた場所だからだろう。 しかしまあ、あせる必要はない。 まずは魔人ブウ編におけるベジータをゆっくり見ていくことにしよう。 ベジータ本人はぜんぜんゆっくりしてませんけど。 (『ドラゴンボール』36巻120p) 魔人ブウ編の序盤、ひさしぶりの天下一武道会がある。 悟空はセル編で死んでしまったが、武道会に出場するために一日だけ現世に戻ってくるという。 当然ベジータも参加することになる。 悟空と戦うチャンスだからだ。 パンチングマシンを叩くという茶番めいた予選もこなし、悟空との対決にそなえるベジータ。 いよいよ悟空と決着をつける時が来たと期待している。 しかし期待はすぐに打ち砕かれる。 武道会の序盤で新たな地球の危機が発覚し、大会どころではなくなるからだ。 ベジータとの対決を前にして、悟空はあっさりと大会を離脱しようとする。 前回、私はベジータの一方的なライバル視を「片想い」と表現した。 ベジータは強烈に悟空を意識しているが、悟空はそれほど意識していない。 今回もそれが明らかになる。 ベジータは「オレたちの対決はどうなるんだ」と悟空に詰め寄る。 地球の危機などどうでもいい、おまえと一対一の決着をつけたい、そのためにこんなくだらない大会にまで出たのだと。 ベジータの執着は相当なものである。 しかし、これにたいする悟空の返答は、テキトーなものだ。 「わかったわかった 天下一武道会じゃなくても 後でぜったいに試合してやっから」 覚えておいてほしいことがある。 人が本当に何かをわかった時、「わかった」を二度繰り返したりしない。 面倒だからわかったことにしたい時だけ、人は「わかった」を二度繰り返すのである。 悟空のこの発言はその場しのぎの思いつきにすぎない。 それはベジータの指摘ですぐさま露呈する。 「くそったれ… きさまは一日しか この世界にいられないんだろ……」 この瞬間のベジータは、たんなる口の悪い乙女である。 ベジータは悟空以上に悟空の状況を把握している。 そしてマイペースな悟空に振り回されている。 悟空と戦いたい気持ちは空回りしてばかり。 それが乙女としてのベジータだ。 しかし、乙女も度が過ぎれば狂気をはらむ。 ベジータの暴走と残忍性のゆくえ コミックス38巻、ベジータは魔導師バビディにわざと操られることで、悪としての自分を取り戻そうとする。 そのプロセスは鬼気迫るものである。 ベジータは悟空たちの前で、武道会の観客をつぎつぎと殺しはじめる。 すべては「悟空と戦うため」である。 戦ってくれないなら観客を殺す。 悟空はベジータと戦うことを了承するしかない。 荒野に移動して二人きりになった時、ベジータは悟空に言う。 オレは地球でおだやかになっていく自分が気に入らなかった。 昔のような残忍で冷酷な男に戻りたかった。 バビディに操られることでその願いが叶った。 残忍な自分を取り戻すことができた。 おかげで今はいい気分だ、と。 悟空はニヤリと笑って切り返す。 「ほんとにそうか?」 悟空というのは不思議な人で、ベジータの気持ちに鈍感なわりに、肝心なところではあっさりと本質を突く。 悟空はベジータの強がりに気づいている。 今のベジータは「残忍な男」ではない。 すでにベジータは優しさを知っている。 ブルマという女と出会い、トランクスという子を持った。 家族の存在がベジータを変えた。 悟空はそのことを見抜いているのだ。 サイヤ人の王子ではなく一人の父親として コミックス39巻、ついに誕生した魔人ブウに仲間たちはなすすべがない。 ベジータはつぎつぎと攻撃をくりだすが、魔人ブウは傷ついた身体を一瞬で修復してしまう。 このままではトランクスもふくめ、全員が殺されてしまうだろう。 絶望的な状況のなか、ベジータは魔人ブウを倒す唯一の方法を思いつく。 全エネルギーを凝縮して自爆することで、魔人ブウをこなごなに吹き飛ばしてしまうしかない。 自分が死ぬことを知った時、頭に浮かぶ相手がいるか。 初期のベジータにはいなかった。 「ほしいのにいない」のではない。 「そんなものは平気でいない」のである。 だからベジータは自分の命すらゴミのように扱うことができた。 しかし今のベジータは違う。 すでに彼には死の際に思いを寄せる相手がいる。 自分の命は自分だけのものではない。 自分の死後も愛する者が生きる。 「トランクス、ブルマを……ママを大切にしろよ」 (『ドラゴンボール』39巻101p) 「ブルマを……」と言ったベジータは、すぐに「ママを」と言いなおす。 それは「トランクスの頭の中にあるだろう呼び名」である。 この言い換えの自然さに、私はベジータの成長を見る。 ブルマという女は、自分にとっては愛する妻であり、目の前のトランクスにとっては大切な母親だ。 その関係のなかに自分はいる。 関係のなかで、はじめて命は命としての価値をもつ。 それを知ったベジータは、もう残忍であることができない。 ベジータはトランクスに対し、「一度も抱いてやらなかったな」と言う。 「本当は抱いてやりたかった」ということだ。 それを邪魔していたのは、サイヤ人としてのプライドだろう。 死を覚悟したベジータは、サイヤ人の王子ではなく、ブルマの夫、トランクスの父として自己を定義する。 だからこそ、トランクスに素直に言うことができる。 「抱かせてくれ」と。 そしてベジータは、自分以外の者を避難させ、魔人ブウもろとも自爆するのである。 (『ドラゴンボール』39巻110p もっとも、この感動的な場面のあと、魔人ブウはあっさりと復活する。 このあたりの展開は、いかにも鳥山明的なドライなものだ。 ベジータが強い想いを背負って自爆しようが、勝てないものは勝てないのである。 気持ちじゃ力の差を埋められない。 それが『ドラゴンボール』という作品の、ミもフタもないところだ。 初期にあったベジータの残虐性は、こうしてひとつの結末を迎えた。 では、中期に芽生えた悟空への劣等感は、どのように着地するのか。 長い片想いの終わり コミックス42巻、悟空とブウの最後の戦いがはじまる。 激闘を見つめるベジータは、ゆっくりと語りはじめる。 そこで語られるのは、ベジータによる「自己分析」である。 なぜ自分は最後まで悟空に勝つことができなかったのか。 自分と悟空は、いったい何が違っていたのか。 ベジータの出した結論は、「勝つこと」と「負けないこと」の違いである。 ベジータには「最強の証明」が必要だった。 「オレは誰よりも強い」と証明するためにベジータは戦い続けた。 だからこそ悟空を敵視した。 ベジータは悟空もまたそのように考えているはずだと思っていた。 悟空も自己の強さを証明するために、自分が優れていることを知らしめるために戦っているのだろうと。 しかし、そうではなかった。 悟空はそもそも、「勝つこと」にこだわっていない。 ただ「負けないため」に戦っている。 そのことに気づいた時、ベジータは「片想い」の理由を知る。 自分のライバル心が一方通行にしかならないのは、悟空が自分を軽視していたからではなかった。 戦う理由そのものが、自分と悟空ではちがっていたのだ。 強くあることと、相手を支配することは別だ。 作中における「悪」とは、この違いを見失った存在のことである。 「力」が「支配」に直結した時、「悪」が生まれる。 ベジータが最後に気づいたのは、そのことである。 強くあることと相手を支配することは関係がないのだと、誰よりも強くありながら「支配」という発想をまったく持たないのが、自分が勝つことのできなかった孫悟空という男なのだと。 こうして、長く続いた一方的なライバル関係は終わる。 同時に、かかえこんだ劣等感も消える。 「がんばれカカロット、おまえがナンバーワンだ」 (『ドラゴンボール』42巻113p) この言葉は、戦いの渦中にある悟空には届かない。 それでいいのだろう。 悟空はそもそも「誰がナンバーワンか」など気にしない男だ。 この言葉は、ベジータが自分自身のために、言う必要があったものなのだろう。 その後、ブウに苦戦する悟空に、ベジータは元気玉を使うことを提案する。 地球の人間たちからエネルギーを集め、そのエネルギーで魔人ブウを倒せばいい。 この戦略は過去のベジータには絶対に浮かばないものだっただろう。 ベジータは最後の最後で、すこしだけ「別の戦い方」を身に付ける。 もっとも、地球人にたいする頼みかたが異常に下手であるところは、いかにもベジータらしいのだが。 そしてベジータは大人になった 最終回近く、ベジータはサイヤ人なりに老けた顔で、ブルマの隣に当たり前のように立っている。 そして、あれだけ敵視していた悟空に、「おたがい我が子の軟弱ぶりには苦労するな」と自然に話しかけている。 これはまさに、ひとつの「成熟」だろう。 ベジータは大人になった。 ライバルのすごさを受け入れ、妻と子を愛する自分を認めた。 そこにもはや、初登場時の残忍な姿はない。 とても良い顔のベジータ。 (『ドラゴンボール』42巻216p) 最後に、完全版での修正についてふれておく。 完全版では、コミックス版からいくつか修正されたコマがある。 とくに大きな修正は、最終話の最後のコマだろう。 コミックス版では鳥山明のコメントが入っていたコマが、完全版では武道会場におけるベジータのつぶやきに差し替えられている。 そのセリフは「そのうちかならず勝ってみせるからな、カカロット」である。 完全版では、すこしだけ「ベジータらしさ」を取り戻した姿が描かれているのだ。 未読の方は、コミックス版と読み比べてみると面白いかもしれない。

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【画像】ベジータの名言「がんばれカカロット、お前がナンバーワンだ」しかない・・・・

がんばれ カカロット

これまでの考察については「」「」をどうぞ。 ベジータに関する話の後編である。 前編では、残忍な男として登場し、あらゆる命をゴミのように扱う初期ベジータを見た。 そして中編では、悟空に敗北したことで劣等感をかかえ苦悩するベジータを見た。 今回は、作中最後のシリーズである魔人ブウ編を見ていく。 前編と中編で提示したベジータの問題、すなわち残忍性と悟空へのコンプレックスは、ふたつの有名なセリフとして結実する。 「トランクス、ブルマを、ママを大切にしろよ」 「がんばれカカロット、おまえがナンバーワンだ」 どちらも名場面として語られることが多い。 ベジータという男が葛藤の果てに辿りついた場所だからだろう。 しかしまあ、あせる必要はない。 まずは魔人ブウ編におけるベジータをゆっくり見ていくことにしよう。 ベジータ本人はぜんぜんゆっくりしてませんけど。 (『ドラゴンボール』36巻120p) 魔人ブウ編の序盤、ひさしぶりの天下一武道会がある。 悟空はセル編で死んでしまったが、武道会に出場するために一日だけ現世に戻ってくるという。 当然ベジータも参加することになる。 悟空と戦うチャンスだからだ。 パンチングマシンを叩くという茶番めいた予選もこなし、悟空との対決にそなえるベジータ。 いよいよ悟空と決着をつける時が来たと期待している。 しかし期待はすぐに打ち砕かれる。 武道会の序盤で新たな地球の危機が発覚し、大会どころではなくなるからだ。 ベジータとの対決を前にして、悟空はあっさりと大会を離脱しようとする。 前回、私はベジータの一方的なライバル視を「片想い」と表現した。 ベジータは強烈に悟空を意識しているが、悟空はそれほど意識していない。 今回もそれが明らかになる。 ベジータは「オレたちの対決はどうなるんだ」と悟空に詰め寄る。 地球の危機などどうでもいい、おまえと一対一の決着をつけたい、そのためにこんなくだらない大会にまで出たのだと。 ベジータの執着は相当なものである。 しかし、これにたいする悟空の返答は、テキトーなものだ。 「わかったわかった 天下一武道会じゃなくても 後でぜったいに試合してやっから」 覚えておいてほしいことがある。 人が本当に何かをわかった時、「わかった」を二度繰り返したりしない。 面倒だからわかったことにしたい時だけ、人は「わかった」を二度繰り返すのである。 悟空のこの発言はその場しのぎの思いつきにすぎない。 それはベジータの指摘ですぐさま露呈する。 「くそったれ… きさまは一日しか この世界にいられないんだろ……」 この瞬間のベジータは、たんなる口の悪い乙女である。 ベジータは悟空以上に悟空の状況を把握している。 そしてマイペースな悟空に振り回されている。 悟空と戦いたい気持ちは空回りしてばかり。 それが乙女としてのベジータだ。 しかし、乙女も度が過ぎれば狂気をはらむ。 ベジータの暴走と残忍性のゆくえ コミックス38巻、ベジータは魔導師バビディにわざと操られることで、悪としての自分を取り戻そうとする。 そのプロセスは鬼気迫るものである。 ベジータは悟空たちの前で、武道会の観客をつぎつぎと殺しはじめる。 すべては「悟空と戦うため」である。 戦ってくれないなら観客を殺す。 悟空はベジータと戦うことを了承するしかない。 荒野に移動して二人きりになった時、ベジータは悟空に言う。 オレは地球でおだやかになっていく自分が気に入らなかった。 昔のような残忍で冷酷な男に戻りたかった。 バビディに操られることでその願いが叶った。 残忍な自分を取り戻すことができた。 おかげで今はいい気分だ、と。 悟空はニヤリと笑って切り返す。 「ほんとにそうか?」 悟空というのは不思議な人で、ベジータの気持ちに鈍感なわりに、肝心なところではあっさりと本質を突く。 悟空はベジータの強がりに気づいている。 今のベジータは「残忍な男」ではない。 すでにベジータは優しさを知っている。 ブルマという女と出会い、トランクスという子を持った。 家族の存在がベジータを変えた。 悟空はそのことを見抜いているのだ。 サイヤ人の王子ではなく一人の父親として コミックス39巻、ついに誕生した魔人ブウに仲間たちはなすすべがない。 ベジータはつぎつぎと攻撃をくりだすが、魔人ブウは傷ついた身体を一瞬で修復してしまう。 このままではトランクスもふくめ、全員が殺されてしまうだろう。 絶望的な状況のなか、ベジータは魔人ブウを倒す唯一の方法を思いつく。 全エネルギーを凝縮して自爆することで、魔人ブウをこなごなに吹き飛ばしてしまうしかない。 自分が死ぬことを知った時、頭に浮かぶ相手がいるか。 初期のベジータにはいなかった。 「ほしいのにいない」のではない。 「そんなものは平気でいない」のである。 だからベジータは自分の命すらゴミのように扱うことができた。 しかし今のベジータは違う。 すでに彼には死の際に思いを寄せる相手がいる。 自分の命は自分だけのものではない。 自分の死後も愛する者が生きる。 「トランクス、ブルマを……ママを大切にしろよ」 (『ドラゴンボール』39巻101p) 「ブルマを……」と言ったベジータは、すぐに「ママを」と言いなおす。 それは「トランクスの頭の中にあるだろう呼び名」である。 この言い換えの自然さに、私はベジータの成長を見る。 ブルマという女は、自分にとっては愛する妻であり、目の前のトランクスにとっては大切な母親だ。 その関係のなかに自分はいる。 関係のなかで、はじめて命は命としての価値をもつ。 それを知ったベジータは、もう残忍であることができない。 ベジータはトランクスに対し、「一度も抱いてやらなかったな」と言う。 「本当は抱いてやりたかった」ということだ。 それを邪魔していたのは、サイヤ人としてのプライドだろう。 死を覚悟したベジータは、サイヤ人の王子ではなく、ブルマの夫、トランクスの父として自己を定義する。 だからこそ、トランクスに素直に言うことができる。 「抱かせてくれ」と。 そしてベジータは、自分以外の者を避難させ、魔人ブウもろとも自爆するのである。 (『ドラゴンボール』39巻110p もっとも、この感動的な場面のあと、魔人ブウはあっさりと復活する。 このあたりの展開は、いかにも鳥山明的なドライなものだ。 ベジータが強い想いを背負って自爆しようが、勝てないものは勝てないのである。 気持ちじゃ力の差を埋められない。 それが『ドラゴンボール』という作品の、ミもフタもないところだ。 初期にあったベジータの残虐性は、こうしてひとつの結末を迎えた。 では、中期に芽生えた悟空への劣等感は、どのように着地するのか。 長い片想いの終わり コミックス42巻、悟空とブウの最後の戦いがはじまる。 激闘を見つめるベジータは、ゆっくりと語りはじめる。 そこで語られるのは、ベジータによる「自己分析」である。 なぜ自分は最後まで悟空に勝つことができなかったのか。 自分と悟空は、いったい何が違っていたのか。 ベジータの出した結論は、「勝つこと」と「負けないこと」の違いである。 ベジータには「最強の証明」が必要だった。 「オレは誰よりも強い」と証明するためにベジータは戦い続けた。 だからこそ悟空を敵視した。 ベジータは悟空もまたそのように考えているはずだと思っていた。 悟空も自己の強さを証明するために、自分が優れていることを知らしめるために戦っているのだろうと。 しかし、そうではなかった。 悟空はそもそも、「勝つこと」にこだわっていない。 ただ「負けないため」に戦っている。 そのことに気づいた時、ベジータは「片想い」の理由を知る。 自分のライバル心が一方通行にしかならないのは、悟空が自分を軽視していたからではなかった。 戦う理由そのものが、自分と悟空ではちがっていたのだ。 強くあることと、相手を支配することは別だ。 作中における「悪」とは、この違いを見失った存在のことである。 「力」が「支配」に直結した時、「悪」が生まれる。 ベジータが最後に気づいたのは、そのことである。 強くあることと相手を支配することは関係がないのだと、誰よりも強くありながら「支配」という発想をまったく持たないのが、自分が勝つことのできなかった孫悟空という男なのだと。 こうして、長く続いた一方的なライバル関係は終わる。 同時に、かかえこんだ劣等感も消える。 「がんばれカカロット、おまえがナンバーワンだ」 (『ドラゴンボール』42巻113p) この言葉は、戦いの渦中にある悟空には届かない。 それでいいのだろう。 悟空はそもそも「誰がナンバーワンか」など気にしない男だ。 この言葉は、ベジータが自分自身のために、言う必要があったものなのだろう。 その後、ブウに苦戦する悟空に、ベジータは元気玉を使うことを提案する。 地球の人間たちからエネルギーを集め、そのエネルギーで魔人ブウを倒せばいい。 この戦略は過去のベジータには絶対に浮かばないものだっただろう。 ベジータは最後の最後で、すこしだけ「別の戦い方」を身に付ける。 もっとも、地球人にたいする頼みかたが異常に下手であるところは、いかにもベジータらしいのだが。 そしてベジータは大人になった 最終回近く、ベジータはサイヤ人なりに老けた顔で、ブルマの隣に当たり前のように立っている。 そして、あれだけ敵視していた悟空に、「おたがい我が子の軟弱ぶりには苦労するな」と自然に話しかけている。 これはまさに、ひとつの「成熟」だろう。 ベジータは大人になった。 ライバルのすごさを受け入れ、妻と子を愛する自分を認めた。 そこにもはや、初登場時の残忍な姿はない。 とても良い顔のベジータ。 (『ドラゴンボール』42巻216p) 最後に、完全版での修正についてふれておく。 完全版では、コミックス版からいくつか修正されたコマがある。 とくに大きな修正は、最終話の最後のコマだろう。 コミックス版では鳥山明のコメントが入っていたコマが、完全版では武道会場におけるベジータのつぶやきに差し替えられている。 そのセリフは「そのうちかならず勝ってみせるからな、カカロット」である。 完全版では、すこしだけ「ベジータらしさ」を取り戻した姿が描かれているのだ。 未読の方は、コミックス版と読み比べてみると面白いかもしれない。

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カカロット攻略/ドラゴンボールカカロット攻略

がんばれ カカロット

ドラゴンボールZ カカロット DRAGON BALL Z KAKAROT ジャンル 悟空体験アクションRPG 対応機種 、日本国外のみ) 開発元 発売元 原良輔 シリーズ 人数 1人 メディア PS4: Xbox One:ダウンロード販売 Windows:ダウンロード販売 発売日 2020年1月16日 2020年1月17日 対象年齢 : B 売上本数 200万本 (2020年3月上旬時点) 『 ドラゴンボールZ カカロット』 ドラゴンボールゼット カカロット、DRAGONBALL Z KAKAROT はよりに発売されたゲームソフト。 日本国外では でもリリースされる。 の漫画およびアニメ『』を題材にした。 開発担当は。 概要 [ ] タイトルの『カカロット』はのとしての名前で、プレイヤーは悟空として原作のアニメ『』の物語を体験する。 また原作者の鳥山明が本作に際して新たに設定を起こしており、新規キャラクターも登場する。 ストーリーはアニメ『Z』と同じく第1章「サイヤ人襲来編」、第2章「フリーザ編」、第3章「人造人間編」、第4章「魔人ブウ編」の4つの章から構成されている。 また原作「魔人ブウ編」以降のシナリオである「神と神編」が追加として存在する。 日本では2020年1月16日に発売。 、では2020年1月17日に発売。 初発表時は「ドラゴンボールゲームプロジェクトZ」という名称で登場した。 登場人物 [ ] メインキャラクター [ ] プレイアブルキャラクター [ ] プレイヤーが操作するキャラクター。 声 - シリーズので、育ちの。 第1章「サイヤ人襲来編」序盤(=最初)から使用可能。 声 - サイヤ人の王子で悟空のライバル。 第1章「サイヤ人襲来編」では敵として登場し、第2章「フリーザ編」から使用可能。 声 - 野沢雅子 悟空の長男。 第1章「サイヤ人襲来編」中盤から使用可能。 声 - 悟飯の師匠であるナメック星人の戦士。 第1章「サイヤ人襲来編」序盤(=最初)から使用可能。 声 - 未来からやってきたベジータの息子。 第3章「人造人間編」から使用可能。 限定プレイアブルキャラクター [ ] 特定シナリオ限定でプレイヤーが操作するキャラクター。 第4章「魔人ブウ編」のある一定のバトル限定で使用可能。 第4章「魔人ブウ編」のある一定のバトル限定で使用可能。 サポートキャラクター [ ] 操作キャラクターではないが、プレイヤーの補助や援護をしてくれるキャラクター。 声 - 悟空の親友の地球人。 第1章「サイヤ人襲来編」中盤から使用可能。 声 - 悟空の仲間の地球人。 第1章「サイヤ人襲来編」中盤から使用可能。 声 - 悟空の仲間の地球人。 第1章「サイヤ人襲来編」中盤から使用可能。 声 - 悟空の仲間の地球人。 第1章「サイヤ人襲来編」中盤から使用可能。 声 - が作り出した。 後にクリリンの妻となる。 第3章「人造人間編」では敵として登場し、第4章「魔人ブウ編」から使用可能。 孫悟天 声 - 野沢雅子 悟空の次男で悟飯の弟。 第4章「魔人ブウ編」から使用可能。 トランクス(少年期) 声 - 草尾毅 ベジータとブルマの息子。 第4章「魔人ブウ編」から使用可能。 サブキャラクター [ ] ボニュー 声 - の元隊員 で、パワーだけでなく冷静な判断力も備えた女戦士。 隊の中でも優秀だったが、ファイティングポーズが嫌で脱退した経歴を持つ。 ジースと出身地が同じ で、赤い肌で白い髪をにしている。 悟空が脱出の際に使用したギニュー特戦隊の宇宙船にデータが残されていたため、の技術で復元したボニューの仮想データと戦えるようになる。 本作が初登場となるオリジナルキャラクター。 雑魚敵キャラクター [ ] 雑魚敵キャラクターの一部の名称は攻略本に掲載されている。 タイプ• サイバイマン• カイワレマン• キュウコンマン• テンネンマン タイプ• ガイコツロボ壱型• ガイコツロボ弐型• ガイコツロボ参型• アタックロボ• アシストロボ• リカバーロボ• 携帯型戦闘ロボット• 新型マシン• スーパーピラフマシン• 密猟用ロボット• マシン• 暴走ロボット• ヨージンボー タイプ• フリーザ軍一般兵• フリーザ軍斥候兵• フリーザ軍偵察兵• フリーザ軍遊撃兵• フリーザ軍戦闘兵• フリーザ軍上級戦闘兵• フリーザ軍エリート戦闘兵• フリーザ軍特攻兵• フリーザ軍上級特攻兵• フリーザ軍エリート特攻兵 ドローンタイプ• アタックドローン• アシストドローン• リカバードローン メックタイプ• RRメックソルジャー• RRメックコマンダー• RRメックジェネラル RRビットタイプ• RRアタックビット• RRアシストビット• RRリカバービット タイプ• バビディ隊• バビディ突撃隊• バビディ破壊隊• バビディ特殊隊 ボスキャラクター [ ] ベジータ 第1章「サイヤ人襲来編」のボス。 キュイ ドドリア ザーボン 第2章「フリーザ編」のボス。 第3章「人造人間編」のボス。 プイプイ ヤコン 第4章「魔人ブウ編」のボス。 追加DLC「神と神編」のボス。 舞台 [ ] 舞台の名称は公式サイトに記載されている。 アローエ岩群、コウダイホウ大地など本作で初めて付けられた地名が存在する。 ギザード荒野は『』 が初出。 また、オレンジシティの位置が本作の地図 では『ドラゴンボール大全集』および『超全集』に掲載されている地図 よりも少し西の位置に存在している。 他の位置については前述の3つの地図で相違ない。 孫悟空の家 悟空、悟飯、の住む家。 南東の海に浮かぶ島にあるの家。 パパイヤタウン 南の島々にある町。 の会場の近くにある。 人造人間19号、20号が出現する。 聖地カリン 森が広がるエリア。 多数の動物が暮らしている。 天高くそびえるがある。 神様の神殿 カリン塔の遙か上空にある地球神の神殿。 アローエ岩群 砂と岩場で構成された西の砂漠エリア。 ナムの村 ナムの故郷。 西の都 地球随一の大都会。 カプセルコーポレーションの本社もここにある。 ジンジャータウン 西の都と近い街。 セルに襲撃されてしまう。 ギザード荒野 中央エリアにある荒野。 悟空とベジータが戦うことになる。 ブレイク湿地 恐竜の生き残りが生息する密林。 悟飯がピッコロと修行することになる。 コウダイホウ大地 大陸の中央部の大平野。 セルゲームの舞台になる。 天下一武道会会場 数多くの武道家が4年に1度集い、天下一を決める武道会場。 ダーリンジ氷湖 北の山脈エリアにある凍り付いた湖。 オレンジシティ 南東エリアにある大都市。 セルゲーム後はの功績を称え「サタンシティ」に改名する。 ヤムチャの隠れ家 ヤムチャとが隠れ住んでいた家。 ラッコ村 カメハウスから比較的近い場所にある村。 ルッカ村 東の大渓谷エリアにある村。 ラディッツの宇宙船が襲来する。 オリーブ村 東の渓谷エリアにある農村。 界王星 蛇の道の先に浮かぶ小さな星で、が住んでいる。 重力は地球の10倍ある。 ベジータ・ナッパの襲来に備えて悟空が修行を行う。 ナメック星 地球の神の故郷の星。 界王神界 界王たちの神である界王神の住む聖地。 悟空たちがフルパワーで戦っても簡単には壊れない。 楽曲 [ ] オープニングテーマ 作詞:、作曲:、編曲:、歌: オープニングムービーはサイヤ人編から魔人ブウ編までの場面を再現したものとなっている。 ダウンロードコンテンツ [ ] インターネットに接続して、追加コンテンツをダウンロードできる。 有料DLC [ ] 名称 内容 配信日 シーズンパス1 追加エピソードセット前編・後編(後日配信) 追加シナリオ(後日配信) 2020年1月16日 無料DLC [ ] 名称 内容 配信日 バージョン1. 売上 [ ] 『ファミ通』発表の売上ランキングで、発売初週に8万9,537本を売上、初登場2位を獲得した。 日本国外 [ ] アメリカやヨーロッパなどの国々では2020年1月17日に発売。 では2020年1月18日付けの販売チャートで初登場1位を獲得した。 では2020年1月19日付けの販売ランキングで、PS4版が1位、Xbox One版が2位、PS4版のコレクターズエディションが3位を記録し、1位から3位までの上位を本作が占めた。 では2020年1月第3週の販売ランキングで初登場1位を獲得した。 では2020年1月第3週の販売ランキングでPS4部門で1位、Xbox One部門で1位を記録し、PS4版とXbox One版が共に初登場1位を獲得した。 では2020年1月15日から1月21日付けの販売ランキングで本作が初登場1位を獲得した。 では2020年1月13日から19日までの販売ランキングで本作が初登場1位を獲得した。 アメリカでは2020年1月の販売ランキングでPS4部門とXbox One部門で本作が両部門で1位を獲得した。 発売月の売上高は、アメリカで発売された『ドラゴンボール』のゲーム史上3番目に高い数字となった。 書籍 [ ]• 『ドラゴンボールZ KAKAROT ワールドトラバースガイド』〈Vジャンプ・コミックス〉 脚注 [ ] 注釈 [ ]• 98(旧ブレンチ星)出身」と説明されていた。 悟飯がピッコロと修行した場所(本作の名称は「ブレイク湿地」)も、『ドラゴンボール改 サイヤ人来襲』で「ブレイク荒野」と名付けられている。 出典 [ ]• 4Gamer. net 2019年6月10日. 2020年1月10日閲覧。 AUTOMATON 2020年3月11日. 2020年3月12日閲覧。 [INSIDE 2020年1月16日. 2020年1月16日閲覧。 2019年11月29日. 2020年1月5日閲覧。 GEMATSU 2019年9月11日. 2020年1月16日閲覧。 PSブログ 2019年9月12日. 2020年1月5日閲覧。 AUTOMATON 2019年9月12日. 2020年1月5日閲覧。 『ドラゴンボールZ KAKAROT ワールドトラバースガイド』集英社〈Vジャンプ・コミックス〉、2020年1月16日、、131頁、200 - 202頁。 2020年1月8日閲覧。 表示させるにはAdobe Flash Playerが必要。 また、ブラウザの設定でJavaScriptをONにする必要あり。 2020年1月8日閲覧。 「ワールドマップ」『ドラゴンボールZ KAKAROT ワールドトラバースガイド』集英社〈Vジャンプ・コミックス〉、2020年1月16日、、82頁、83頁。 「舞台の章」『ドラゴンボール大全集 4巻』集英社、1995年10月9日、、74、75頁。 および『ドラゴンボール超全集 1巻』集英社、2013年2月10日、、264頁、265頁。 「地理事典 地球編」『ドラゴンボール大全集 7巻』集英社、1996年2月25日、、221頁、230頁および『ドラゴンボール超全集 4巻』集英社、2013年5月9日、、235頁、248頁。 GamesTalk 2020年1月16日. 2020年1月16日閲覧。 (2020年1月16日掲載). 左上「バージョン1. 02アップデートのお願い」参照、2020年1月16日閲覧。 ファミ通. com 2020年1月15日. 2020年1月16日閲覧。 ファミ通. com 2020年1月22日. 2020年1月23日閲覧。 Ukie 2020年1月20日. 2020年1月23日閲覧。 JEUXACTU. COM. 2020年1月27日. 2020年1月28日閲覧。 swiss charts. 2020年1月28日閲覧。 Gaming Grounds 2020年1月24日. 2020年1月28日閲覧。 KONSOLER 2020年1月23日. 2020年1月28日閲覧。 VANDAL 2020年1月31日. 2020年2月21日閲覧。 VentureBeat 2020年2月14日. 2020年2月21日閲覧。 外部リンク [ ]• - プレイリスト• - チャンネル.

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