ダンデ オーナー。 【ポケモン剣盾】ダンデの手持ちポケモンと攻略方法|チャンピオン【ソードシールド】|ゲームエイト

#女体化 #ダンキバ 【pk】オーナー・チェック入ります!【ダンキバ・にょた】※箱

ダンデ オーナー

やっちまった。 「あ、リョウタ?証拠の音声取れたから今送るなー。 そっちはどうだ?」 『はい。 じゃあ音声と一緒に局に送っといてくれ」 『わかりました。 …キバナさま、手は上げてないですよね?』 「信用ねえなー。 上げてねえよ、ギリ」 『はぁ…なんでそんな無理をなさるのですか』 「えー?だってよー…」 机の上にメモが残ってたんだよ。 ダバダバダバダバダバダバ……… 絶え間無く落ちる茶褐色の液体が床に水溜まりを作り広がっていく。 じわじわと範囲を増やす染みの原因は、ダンデが口に含んだままのコーヒーが滴り落ちていたためだ。 口からコーヒーが零れているのも気付かずダンデは目を皿のようにして先ほどつけたテレビで流れているニュース番組を眺めていた。 『バトルタワーオーナーダンデ、不倫発覚か!?』 ニュースの見出しに思わず飲んでいたコーヒーを吹き出した次第だった。 何か前にもこんなことがあったな、今回はカーペットじゃなくてよかったとどこか冷静な自分がいるが実際はそれどころではない。 何が起きた? 浮気をしたこともなければ考えたことすらないダンデはデカデカと画面に映されている文言に混乱する。 何も疚しいことがないのは確かだ。 しかし、ダンデはニヤニヤと下品な笑みを浮かべるMCを警戒していた。 この男、以前の結婚騒動のときも散々あることないことを喋り倒しあの問題の写真を捲ってきたのだ。 あのときの恨みは忘れてないからな、オレはこう見えて大人げないんだ。 そして今回もゲスな顔をしながらボードに手をかけている。 来るなら来い。 オレは何もしていないのだから! 手に汗握る瞬間。 ダンデは生唾を飲み、どうかしょうもないガセネタが現れることを祈る。 そしてついにMCが勢いよく手を下ろしてボードが捲られた。 スコンッ!!! 画面いっぱいに表示された写真を見たダンデは床に広がっていたコーヒーを踏み、足を滑らせて勢いよく転んだ。 軽く頭を打ち目に星が飛ぶ。 キラキラとする視界、フワフワとする思考にもしや夢なのではと錯覚し始める。 まさか、これは夢? オレは今悪夢を見ていて、その内容がとんでもなくて。 背中が濡れている気がするのは悪夢のせいで寝汗をかいたのだろう。 尋常じゃなく痛んでいる頭はきっと寝相が悪くてベッドボードにでもぶつけたのだろう。 と、いうことはだ。 今目を覚ませばこの悪夢はなかったことになり、同じベッドには愛しいキバナがすやすやと寝息を立てているのではないか? そしてオレが起きたことに気付き、「どうした?」と掠れた声で聞いてくれるのではないか? 嫌な夢を見たと言えばクスクスと笑いながら腕を広げて優しく抱きしめてくれるのではないか?? そうだ、やっぱり夢だったんだ! だよなぁ、不倫疑惑なんてオレには有り得ないものな。 ならばさっさとこんな世界を抜け出して現実の世界へ戻ろう。 そして一番に目に入ったキバナの寝顔を眺めてから力一杯抱きしめよう! 意気込んだダンデは勢いよく体を起こし、目を開けた。 『この写真!こーれはダンデさんやっちゃってますよね~~~』 煌めく世界を求めて起き上がったダンデの目にまず飛び込んできたのは、ダンデと仲睦まじく手を繋ぐ小柄な女性とのツーショット写真。 耳に入るのは、さっきまで見ていた下品なMCの声だった。 もちろん座っているのは冷たい床の上。 痛む後頭部には小さなコブ。 じっとりとしている背中にはコーヒー。 愛しのキバナは早朝から業務があると出勤しており家にはダンデ一人。 そして、悪夢のニュース番組。 全てが最悪の現実だ。 何度テレビ画面を確認しても、そこには女性と並ぶ自分が映っている。 ダンデの顔色は絶好調に絶不調だ。 何せ全く心当たりがないのだ。 自分を愛しげに見つめている女性の顔に見覚えはない。 少しでも会ったことがあるのなら多少人の顔は覚えているが、本当に記憶にない。 酔いに飲まれた疑惑も考えてみたがすぐさま打ち消す。 泥酔するほど飲むことはないし、そもそも飲む予定があると必ず終了時間にキバナが迎えに来てくれるのだ。 粗相を犯す暇もなくいつも回収されているのでその線は無い。 一人頭を抱えるダンデに構うことなく番組ではあーだこーだと憶測が飛び交う。 『やっぱりねー、怪しいと思ってたんですよ!ダンデさん、あんなに女性におモテになるのに結婚相手があのキバナさんでしょー?男前ではあるけど、ねぇ…?いやなんというか、ボクには考えられなくてーははは。 そりゃ、正反対の可愛い女性を求めても仕方ないと思うんですよ~』 ベラベラと喋り続ける番組MCの言葉に、ダンデはキレた。 手に持っていたマグカップを床に叩きつけ、息を荒らげ肩を上下させる。 自分のことを言われるのはまだいい。 しかし、最愛のキバナを侮辱されることだけは許せなかった。 能天気な顔をしていつまでも適当なことを抜かすMCの顔を睨み、名前を確認してメモをした。 収まらない怒りをなんとか落ち着けようとダンデは部屋をうろうろしだす。 このままでいると今すぐ家を飛び出してあの番組に乗り込みそうだった。 そうすればこの騒ぎはさらに大きくなるだろう。 事を荒立てるのだけは避けたかった。 神経を逆撫でてくる番組を横目で見ていると、パッと画面が切り替わる。 そして、マイクを持ったリポーターが映し出される。 ああ…嫌な予感がする… 溜め息を吐きながら画面をしっかり見直すと、そこには緑豊かでのどかなターフタウンが映っていた。 『お二人と親交があるターフジムリーダーのヤローさんにインタビューです!』 『ヤローさん!お二人から何かお話などはあったのでしょうか!?』 あああぁぁ…やっぱり… 嫌な予感ほど当たるものだ。 以前の事件の時と全く同じではないか。 ターフスタジアムを囲む記者に困惑しているヤローの表情に、ダンデの胸は苦しくなる。 『うわわ…やっぱりいきなり来るんじゃなぁ…』 『ヤローさんは今回のダンデさんの疑惑、どうお思いですか!?』 どう思うもこうもないだろう。 そもそも今日出たばかりの話題なのだから。 ほらヤロー困ってるじゃないか彼は命の恩人なんだぞ! 軟禁されて萎れていたオレにわざわざ野菜を届けてくれた心優しき人なんだぞ君たち頭が高いんじゃないか? それでもヤローは何か考え込む仕草を見せて、記者たちを見据える。 『ぼくは何も知らんけど…ダンデさんはそんなことする人じゃないと思いますよ。 あんなに真っ直ぐ人を愛する人は今時珍しいと思うんですわ。 たまにしか会うことはないけど、その度にキバナさんとの話を楽しそうにしとる。 だから、何かの間違いなんじゃないかねぇ…』 困惑しながらも、その目は真っ直ぐ記者を射抜いている。 思わずダンデは膝をついて指を組んだ。 心優しき青年が神にも見える。 もはや後光が差していた。 『それに、こういう話で人を食い物にするのもどうかと思いますよ。 もっと幸せな話や大変な事件のときに取材する人数増やせばいいんだわ』 あまりにもごもっともな意見に、マスコミたちはたじろぐ。 まさかの正論にぐうの音が出ずにインタビューがグダグダになったところで中継は切れた。 最後にカメラに向かってヤローが手を振っていた気がするがきっと気のせいだ。 なんだか気まずい雰囲気になっているスタジオにざまあみろと吐き捨てる。 それでも逞しいMCは『まぁ、でも証拠の写真がありますからね』とほざくのでダンデは舌打ちをした。 キャラがぶれている? いやいや、オレは聖人君主ではないんだぜ! 博愛?今は最愛の方が大事に決まっているだろう! 憎き番組MCを睨み付けながら、どうこの写真のみでごり押ししてくるのかを窺う。 そっちがその気ならこちらも本気で行くぞ。 バトルタワーオーナーを舐めるなよ。 ダンデが人知れず闘志を燃やし始めていると、再び中継画面に切り替わる。 ガヤガヤと騒がしいマスコミの前には見覚えのあるシャッターが… まずい、とダンデは耳を塞いだ。 『ダンデーーーッ!!お前またかコノヤロー!!!』 耳を塞いでいてもキンキンと響き渡る声の主は、ネズだ。 額に青筋を立てて、これは完全にキレている。 マスコミも以前あれだけキレ散らされたというのにまたも彼の元へ赴くとは大したメンタルを持っているとついには感心してしまった。 『ダンデさんに不倫疑惑があがっていますが、ネズさんは何か…』 『不倫!?知るかんなもん!おれがどれだけあの夫婦の甘ったるい空気に当てられたと思ってるんですバカヤロー!あんなの見せつけておいて不倫までこなしていたのならそれは逆に拍手送ったるわふじゃけなしゃんな!!』 あそこまで怒鳴り散らされている最前列の記者がなんとなく可哀想に思えてくる。 自業自得なのだが。 それでもマスコミ魂は逞しく、さらに質問を続けてはまたネズが怒りエール団にシャッターを下ろすよう命じている。 なんだってオレのニュースはこんなに人を巻き込むんだ。 ギャンギャン五月蝿いテレビとは反対にダンデは頭を垂れさせ落ち込んだ。 _____________ 「ただいまー…って、ダンデ?どうした?具合悪いのか?」 騒がしいテレビの音に意識を向けすぎて、いきなりの背後からの声にダンデは肩を跳ねさせた。 驚き後ろを振り向くと、そこには随分と早く仕事を終えたキバナが立っていた。 ダンデの顔色がサァッと青くなる。 いまだにキレ散らかしているネズが映るテレビとキバナの顔を交互に見たあと、驚きの速さでキバナの胸に飛び込んだ。 「キバナ!オレは不倫なんてしていない!」 「え、うん。 知ってる」 「本当だ、信じてくれ!!あれはデタラメで………えっ?」 とにかく誤解を解こうと死にそうな表情でキバナに告げる。 何度疑われても違うと言おうと勢いで口を開いていると、まさかの拍子抜けするほどあっさりと信じてもらえたためダンデは一度硬直し驚きで顔を上にあげた。 自分より上にある顔を見ると、キバナはニコニコと人懐っこい笑顔を浮かべている。 んー、カワイイッ!! じゃなくて。 「ニュース見たよ。 SNSも炎上してんなー。 オレさまのところにもめっちゃコメント来てる。 まあ誰かがやっかみで作った画像だろ」 「…あんな写真が出ても、信じてくれるのか?」 「オレさまを悲しませることは絶対にしないんだろ?だから、オレはお前を信じる」 キバナは優しい笑顔でダンデの背に手を回す。 下手すれば実家に帰らせていただきますからの離婚すら有り得た事態なのに、彼は世間に出ている写真よりも自分との口約束の方を信じてくれたのだ。 これにキュンと来ないやつは男じゃない。 いや自分以外のやつがキュンとしたら腹立たしいのだが。 彼の優しさと愛も包容を一気に受けながらダンデの心は一気に癒されていった。 「うわ、背中冷たっ!なんだこれ…コーヒー?」 「あー…動揺して溢してしまってな」 「フフッ、よく溢すなぁ。 でもなんで背中?頭から浴びたのか?」 「いや、溢したのを忘れてて滑って転んでしまった」 「まじか!?怪我は!」 「頭にちょっとコブが出来たくらいだ!何も心配いらな……キバナ?」 一心不乱にダンデのコブを確認しているキバナが急に黙り込んだ。 ダンデの後頭部を撫で、一言も発さなくなったキバナを不思議に思い、ダンデは顔を見上げる。 するとそこにあったのは、先程の優しい笑顔とは正反対の感情を感じさせない真顔。 思わず喉からヒュッと音が鳴った。 「き…キバナ……?」 「ん?ああ悪い悪い!これ痛かっただろ?」 ダンデが声をかけると、すぐにまたすぐにニコニコとした笑顔に戻る。 どこか引っ掛かりはあるもののひとまずダンデは安堵した。 「マグカップも割れてる。 転んだとき落とした?」 「いやこれは…番組でキバナのことを悪く言われていてつい頭に血が昇った。 すまない、物に当たってしまった」 「………フフッ、オレさまのために怒ってくれたのか?」 キバナは嬉しそうに笑うと、割れたカップを掃除し出した。 溢れたコーヒーの跡も丁寧に拭き、破片が残らないよう確認すると掃除機をかける。 「ダンデ、その服着替えて来いよ」 「ああ、ついでにシャワーも浴びてくる」 「そうしな。 あ、オレさまもう少し仕事するから」 「持ち帰りか?」 「んー、そんなもん。 今は…11時過ぎか。 夕方までには終わらせる。 いきなりその笑顔は反則だろうと胸を押さえ、ダンデは呻く。 何年一緒にいてもいつまでも眩しい最愛に、やはりこの人と共に居れてよかったと幸福を噛み締めダンデはバスルームへと向かった。 ____________ 「うん、うん。 それ買収しといてくれ。 言い値でいい。 …悪いな、ありがとう。 あと、今送った情報の真偽も確かめておいて。 …そうか、それでいい。 さんきゅー、じゃあそれで揺すっといて」 ____________ パソコンとにらめっこをしていたキバナがぐぐ、と体を伸ばした。 ダンデはダンデで自宅で出来る範囲の仕事をしていたが、どれも急ぎのものではない。 時刻は16時前。 この様子だともう仕事は終わったのだろうとダンデは目を輝かせる。 「キバナ、終わったのか?」 「んーそうだな。 大体は。 だけどちょっと行くとこ出来ちまった」 「えっ…!」 眠そうに欠伸をしながらキバナに告げられた一言に、ダンデはあからさまに落胆する。 大人しく待ってたのに! 大量に届くメッセージとか頑張って返信しながら待ってたのに! やっと二人の時間になると思ってたのに! 数年前までチャンピオン業やオーナー就任時に散々待たせていた男が今やこの有り様である。 「ふははっ!そんなにがっかりすんなよ!一時間くらいで終わるからさ」 「…本当か?」 「うん。 …そうだ、じゃあ待ち合わせしてデートしようぜ!あとで地図送るから、リザードンに見てもらえ」 「!! わかった!」 待ち合わせ、デート。 その二つのワードにダンデの心は一気に浮上する。 なんとも心踊るワードではないか。 即機嫌がよくなったダンデはルンルンでソファから飛び退いた。 「精一杯かっこよく粧かして来てくれよ?」 「もちろんだ!楽しみにしててくれ!」 「んふふ。 じゃあ、オレさまちょっと行ってくるな」 「ああ、気を付けてな!」 封筒を持ったキバナを玄関まで送り出し、ダンデはそのままクローゼットまで向かった。 ___________ 指定された場所に辿り着き、ダンデはキバナを待つ。 通りすがる人々にチラチラ見られ、ヒソヒソと何かを言われているがどうでもいいことだ。 何故なら潔白なのだから。 堂々としていればいい。 しかし、何故キバナはこんなに人目につく場所を待ち合わせに選んだのだろう。 もしかしたらマスコミが押し寄せて来るかもしれないと言うのに。 きっとダンデがこの場所にいることもSNSで拡散されているだろう。 そんなことを思っていると、突然後ろから視界が塞がれた。 どこかで着替えてきたらしく、ラフではあるがいかにもよそ行きの格好に変わっている。 「似合ってるな。 買ってきたのか?」 「うん、来る途中でいいの見つけてな。 待ったか?」 「いいやさっき来たところさ」 「そっか。 フフッ、ダンデも格好いいな」 「嬉しいぜ。 …君に選んでもらった服だがな」 キバナの顔に手を伸ばせばスリ、と頬を擦り付けられる。 なんとも愛おしい行為に優越感が押し寄せるが、それと同時に周りの目に触れることに胸がちりりと焦げる。 二人が集まってしまえば周囲からの視線は自然と多くなる。 不穏な声がする方向を軽く睨み付け、ダンデはキバナの腰を抱いた。 「それで、どこへ行く予定なんだ?」 「とりあえず腹減ったかな!どこも予約してねーけど空いてるとこフラフラ探そうぜ」 「いいな。 だが…歩くには人目につきすぎやしないか?あの報道が出たばかりだし、そのうちマスコミも…」 言葉尻が小さくなっていくダンデに対し、キバナはニンマリと口角を上げる。 悪戯な笑みに、あ、こいつ何か企んでいるなとダンデは察した。 「それがいいんだろ?むしろオレさまは早く来てほしいくらいなんだがな」 やっぱり、とダンデは溜め息を吐いた。 どこまでも好戦的な彼は世間に打って立とうとしている。 もしかしたらもう何か手を打っているのかもしれない。 だからこそこんなにも楽しそうに人目につく場所でデートなどと言い出したのだろう。 まったく、そんなところが好きでたまらない。 「まあ、多分来ないとは思うけどな」 「…何かしたのか?」 「さあな?でもオレさまの予想だと、明日にはこの騒動は収まるぜ」 キバナは自信に溢れた表情でダンデを見下ろす。 勝てない。 結局ダンデに何かが起きても、強くて上手な最愛が全て解決してしまうのだ。 さあ行こうぜと手を引かれ、足を動かせば周りからドヤドヤと声が上がる。 その様子を愉快そうに見渡し、キバナは声を上げた。 「お前ら、あとでちゃんとニュース見とけよー!それと過度な虚偽情報と誹謗中傷は犯罪だからな!絶対にやめとけよ!キバナさまとのお約束だぜ!」 ポカンとしているダンデの頬にキスが落とされ、周囲からドッと黄色い悲鳴が上がる。 楽しそうに「これがリアルだ」と呟くと、キバナはダンデの手を引き大通りへと消えていった。 ___________ 『先日、ダンデさんの不倫疑惑の特集を放送しましたが、写真は第三者による虚偽のものだったと発覚しました。 真偽を確かめることを怠り放送してしまったことを心よりお詫び申し上げます。 また、私のキバナさんを中傷するような発言にも批判の声が多数寄せられており、そちらの方にも重ねてお詫び………』 [newpage] カーテンを閉めきった薄暗い部屋の中、青年はパソコンを眺めてはにやつく。 デスクトップに開かれているページはSNS。 今ガラルのニュースを独占しているのは、バトルタワーオーナーダンデの不倫疑惑だ。 荒れているコメントを流れるように見ている男は、ざまあみろと含み笑いを漏らす。 そのコメントの波に便乗しようとキーボードを叩いていると、どこからか音が鳴る。 耳を澄ませてみるが僅かな音だったため、気のせいかと再びデスクトップへ向かう。 すると次はガタガタと窓が大きく鳴った。 驚き、何事かと窓へ向かいカーテンに手を伸ばした瞬間、いきなり窓が開いた。 「よぉ」 フワリと風に煽られるカーテンの中で不敵に笑う一人の男。 青年は腰を抜かした。 目の前に突然現れた男は、ガラル地方トップクラスの有名人であるナックルジムリーダー、キバナだった。 「邪魔するぜ」 窓の桟を軽く跨ぎ部屋に入ってくるキバナは、画面越しで見るよりも大きく圧倒される。 あまりの驚きと威圧感に腰が抜けたまま動けなくなった青年は、知らずのうちに歯をガチガチと鳴らす。 そんな彼の様子に構うことなくキバナは脇に挟んでいた封筒を開け始め、中身を取り出し青年の顔の前に突き付けた。 「この写真を作ったのはお前だな?」 青年の前に出された紙は、世間を騒がせている原因の例の写真だった。 目を泳がせ冷や汗を流す青年を見下すキバナの視線は気温が下がっていると錯覚するほど冷たい。 「しっ、しらな…」 「おっと、しらばっくれても無駄だぜ。 画像がテレビ局に送られた経路は全部洗い出したんだ。 だからオレさまが今ここにいる」 「ヒッ!!」 ガクガクと震える青年にキバナはにじりよる。 温厚と言われるトップジムリーダーの面影は、一切ない。 「こんなことした理由は…まあ、大体察しがつく。 あんた、オレさまのファンだっただろ?数年前まではよく試合観に来てたよな」 「…! なんで」 「オレさま、ファンは大事にする方だからなー。 で、理由はおおよそ嫉妬による逆恨み。 どうだ?」 「……っ」 図星を突かれた青年は下唇をギリリと噛む。 悔しげに俯くその顔をキバナはつまらなそうに見下ろしている。 やがて青年の後ろめたさは怒りに変わり、キバナへと向けられる。 「き、君がいけないんだ!あんな男に現を抜かすから…あいつのものになってしまうからッ!!君が、悪いんだ…あの男も!!」 「うんうん、オレさまに怒りを向ける分には構わない。 そんなことでわざわざこんなとこには来ない。 けどな…」 冷ややかな視線に怒りが加わった。 キバナは長い腕を振り壁を殴る。 ガンッと鈍い音が響き青年は情けない悲鳴を上げた。 「お前の写真が、間接的にダンデに怪我をさせた。 オレさまはそれが許せない」 ギラギラと怒りが燃える瞳に貫かれた青年の意識は、ゆっくりと遠退いた。

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ワイルドエリアで彼と出会った

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リーグカード説明 (1枚) わずか 10歳の とき チャ初挑戦にして の 快挙を なしとげた。 以来 の と 戦 ふくめて 敗記録を 中。 の と呼ばれ の あこがれの 存在と なっている。 ただし を 覚えるのは 苦手。 さあ きみも レッツ ! 「 の ころからの 夢 ルの を にする夢を えるため を なる に特化した 施設に 作りかえた。 むしろ の ときより イキイキ しているのでは との に なっている。 あと では 迷わないのも お気に入りだと 話していた。 最近の悩みは に 変わる決めを どうするい。 」 概要 それでは みなさん! これからも レッツ !• のであるの、そしてに君臨する。 10歳で をし、となって以来、敗記録をし続けている。 その強さからはもちろんル中のからも憧れの存在となっている。 一方で重度のという一面もある。 名前は ダンデ。 間違えやすいが ではない。 と関連付けて覚えよう。 の孫であるソは。 またのはダンデのと言われている。 決めは「 レッツ!」。 という決めもあり、もを取れる。 その場でを回してきみもレッツ!ちなみにはこれでする。 とが選ぶ最初の()はダンデが連れてきた3匹から選ぶ。 その時、2人に選ばれなかった残りの1匹(が選んだの弱点を突くの)はダンデが連れていくことになる。 でデカいの様がダサいと発売前は言われていた。 最序盤でもにつけまくりなのが悪立ちしキメもなんかダサく見えてしまう。 だが、後のには全てがとてもかっこよく見える。 頼れるとして、的として、えるべき大きなとして、それほど熱く魅あるであった。 ちなみに後ににあるダンデとのに行くと、ダンデので可なにするを入手できる。 前作主人公のような男 男によくみられるを被った姿や初代であるを使用するなど、の を強く意識した意が多い。 経歴としても10歳の時にとなって以来敗記録をしているという、をしてしたがその後辿るであろうを辿っている。 また、その際に一緒に冒険していた(恐らくのだったと思われる)のソの存在など、にきっと冒険があったことを感じさせる設定を多数持っている。 にには他のには必ずいたは存在しないのは、彼が既にやっつけてしまった後だからだと間でしやかにられているとか・・・ また、弱点として重度のというものがあり、町の中で見えている巨大な建造物にすらまともにたどり着けないというものがある。 これも中をしらみつぶしに歩いたり大事な時なのに寄りしてどこかへ行ってしまうなど「の的な動き」そのものだと考えられる。 最後の最後に実際に戦うことになるが、その時はとのが終わって一した直後であり、時の曲もの曲のという戦自体がの入りのような雰囲気でのとなる。 が、そのとは裏に非常に強く、には程遠い壮絶なとなる。 チャンピオンの業務 は自体が業化されているため、試合をすればスタジアムいっぱいに観客が詰めかけ、も多数つくなど選手のような扱いとなっている。 各地で様々な事件や問題が発生した際にもその場に駆けつけ、として対処にあたる。 がチャに挑む途中にも事件に巻き込まれそうになることがあるが、問題解決はの役割として「君は君の冒険を続けてくれ」と、一手に引き受けるなど度量の高さも兼ね備える。 一本作で最後に起こる事件については止めることができず、とのを借りることになった。 この時自身も重症を負うが三日後にはピンピンしているの並みの回復を見せている。 ダンデにするとダンデはではなくなるが、後もを新設するなど新たな を生み出すための活動を続けている。 を勝ちと対戦相手として登場することも。 使用ポケモン チャンピオン戦• としては非常に強い部類に入り、直前ので登場したたかにが高い。 さらに、やは素のが尋常ではなく、一部のは弱点を突いてくる相手への対策までもがされており、今まで圧勝してたが一撃で持っていかれる、慣れたが土俵際まで追い詰められるということがに起こり得る。 関連動画 関連静画 関連項目• の - - - - - - - - ダンデ.

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【ポケモン】ダンデ:バトルタワー

ダンデ オーナー

全員がジムチャレンジでバッジを集め切ったことが売りでもあり、CDにつくバトル券でそれぞれと一回バトルをすることの出来るバトル会に参加することが出来る、そんなアイドルである。 抱き合わせ商法だの色々とアンチの声も大きいが歌唱力もダンスもバトルも悪くないと、今や押しも押されぬトップアイドル。 そのセンターをつとめるのが、アンズである。 バトル券の無い人とはバトルをしない、そんなpiーka!がバトルタワーに出現するとあって、話題性は充分である。 もちろんダンデ自らがバトルすることもあるバトルタワーは元より話題性は充分なのだが、今回はバトルライト層を取り込む狙いなので、piーka!のファン層がずばり当てはまる。 ダンデはニコニコと愛らしく笑顔を振りまくアンズを何度目かわからないが脳内で検索していた。 どうにも彼女と初対面の時から妙に初対面では無いような違和感があった。 その眼を、どこかで。 ダンデは観察眼に優れた男であるが、なぜかアンズは脳内の検索に引っかからず、そのせいでどうにも気になってしまう。 「おつかれさまでーす!」 ニコニコと笑顔のまま去っていくアンズを見送って、どこで見たのだったか、と首を傾げるダンデに、ADがすすと近寄ってくる。 「ダンデさんアンズちゃん気になってます?アンズちゃん推しになるなら歓迎っすよ!今度のバトル券一枚あげるんで、行ってみてください」 「あ、いや…すまないな」 そういう意味で見ていたわけではないけれど、ダンデは布教用なんで!とバトル券を押し付けられた。 ダンデはあまりこのバトル券という売り方が好きではない。 バトルをするならリーグに挑戦するなり野良バトルするなり、タワーにくるなりするべきで、CDに付随すべきものではないのではないかと思ってしまう。 ガラルにおいてバトルは興行であるのでほかの地方のトレーナーよりは抵抗が少ないとは思うが、エンターテインメントとして中途半端、と感じるのだ。 とはいえ見たことが無いものを否定的に思うのは良くない。 ダンデはバトル券の裏に書かれて案内をよく読み、当日を迎えた。 駅で件のADに会えたのは運が良かった。 正直ダンデ一人では辿り着けるかわからない場所だったと笑うと、ADはこんなにデカい施設なのに!?と驚いていたが、ダンデはエンジンシティの昇降機を見失う男であるので、本当に辿り着けなかったはずだ。 「あ、ダンデさん!ダンデさんとバトル出来るなんて嬉しい!メンバーに自慢しちゃお!」 ひらひらふりふりのいかにもアイドルといった到底バトル向きでは無い格好のアンズが向こう側でキャピキャピと喜ぶのに、内心少し白けた気持ちで。 「じゃあよろしくお願いします!」 そういって出されたピカチュウを見て、ダンデは自分の連れてきたポケモンを間違えた事に気がついた。 流石にトーナメント用のポケモンを連れてくるのはダメだろうとタワー用に育て始めた2体と、いつ何時でも外す事のないリザードン。 前2体はピカチュウの一撃で沈んだ。 リザードンはそこからアンズのポケモン3体を倒し切ったが、結構ギリギリだったとダンデは冷や汗をかいた。 それこそダンデのポケモン2体を一撃で沈めてしまったピカチュウとアンズが視線をかわして、ごく自然に手を抜かなければ、勝てなかったかもしれない。 「やっぱダンデさんは強いですね!全然歯が立たなかった!」 「…どうして手加減を?」 握手する瞬間に囁くと、アンズは不思議そうに首を傾げて見せて、またバトルタワーに行ったらよろしくお願いしますねぇ、とひらひらと手を振って見せた。 答える気がないのだなとダンデはそのまま引き下がり、アンズがポケモンたちを回復させてスタッフが次の対戦者を入れるのを背に帰路に着いた。 ふと気になってアンズのバトル会の戦歴を調べてみると、当たり前のように考察サイトにたどり着いた。 なかなか興味深い考察サイトであったので帰りの電車でダンデはワクワクと読み耽った。 アンズのポケモンたちは見ただけでよく育てられているとわかるので、意図的に勝率をその辺りに調整していると察しがつくし、考察サイトの管理人も同意見のようだ。 管理人はジムチャレンジをしていた時のアンズのパーティーも紹介して、いわゆるガチパの考察も行っていた。 チャレンジ中もピカチュウは常にいた事から、おそらくダンデにとってのリザードンと同じ位置付けだろうとダンデも納得して、そのほかのポケモンはバラバラであるのでジムにあわせて育成したポケモンだろうこと、しかしながらアンズはチャンピオンへの挑戦権を争うトーナメントは辞退していてガチパはバトル会での出現率を考察材料にしている事、なかなか愛のある考察だと家に帰っても読み進めて、ダンデはトーナメント辞退を残念に思った。 アンズはダンデがチャンピオンだった時のジムチャレンジャーである。 トーナメントに彼女が出れば、結構良いところまで来たのではないか。 戦ってみたかった。 お互い、ガチパで。 数日後、アンズのバトルタワーの当番がきて、ダンデと同じように控える彼女にダンデは再度質問をした。 「どうして手加減をしたんだ?」 「あれ、まだその質問あたためてたんですか?無敵のダンデさんに手加減なんてとんでもないですよぉ、って言いたいところですけど、ダンデさんだからこそ手加減だってわかっちゃいますよねぇ」 わずかに困ったような顔で笑うアンズが、モンスターボールを撫でる。 「基本的に、初めてきた人はギリギリ負ける事にしてるんですけど、普段ならワンパンとか気をつけてるんですけど、ダンデさんの連れてる子なら強いし平気だろうと思って普通に当てちゃって、ごめんなさい。 よく見たら育成中の子だってわかったのに」 「なぜそんな事を?」 「え、勝てたら嬉しいじゃないですか?嬉しければ、また会いたいなぁって思ってもらえますし。 バトル会ってトーナメントじゃないんで勝敗は私には大事じゃなくて、楽しんでもらうためにバトルしてます」 「オレは本気のバトルが楽しいぜ」 口外に不満を訴えるダンデに、アンズがあはは、と声を上げた。 「ダンデさんだって、手加減メンバーでしたよ?」 そう言われてしまえばダンデとしても返す言葉がない。 アンズはモニターをチラリと見て、ふわふわのスカートを整えながら立ち上がった。 「私のお客さんが来たので、バトルしてきますね!」 「まだ連絡は来ていないが…」 途端に鳴り出す内線に、ね?と笑って軽やかに去っていくアンズに、ダンデは思わずモニターを見た。 程なくして現れたアンズがぴょんぴょんと跳ね、挑戦者に大きく手を振る。 少し彼女に興味が出て、ダンデは音声のボリュームを上げた。 「来てくれると思ってたよ!ありがとう!」 「アンズちゃんにバトル会でもライブでもないのに会えるチャンスだもん、有給取ってきたよ」 「来月から忙しい時期って言ってたよね?お仕事で疲れてても、ちゃんとご飯食べてね!」 「覚えててくれたんだねぇ!ちゃんと食べるよ!」 「当たり前だよ!じゃあ、バトルしよう。 レベル統一されてるの初めてでドキドキしちゃう!」 挑戦者もそれなりにバトル経験がありそうな試合運びだったが、アンズは相手の隙をうまくついてバフを重ね相手にデバフを送り、道具も使いこなしている。 バトルタワーのようなバトル施設に慣れた戦い方だなとダンデは感心し、生粋のバトルジャンキーの血がザワザワと騒ぎ立てるのを感じた。 アンズは相手をよく見ている、そしてまた、手加減をしてバトルを長引かせている。 挑戦者はおそらく拮抗していると思っているだろうが、アンズが視線を走らせてから、実際に指示を出すまでの速度、ポケモンがそれに従うまでの速度、どれをとってもあきらかにアンズの描いたシナリオの通りにバトルが進んでいる。 レベルが統一されていてもそうであるなら、アンズはアイドルにしては強い方という世間の評価よりずっと強い。 おそらくガラルでもトップに食い込む。 「アンズちゃん流石に強いね…!僕また負けちゃったよ…!」 「でも前回より指示も早くなってたし、ブリムオンのとくこう上げてきたよね?当たった時ちょっと焦っちゃったよ!楽しかった!またやろうね?でも先にライブだよね、探すからちゃんときてね」 両手で包み込むように挑戦者と握手をしたアンズがひらひらと手を振って、画面から見えなくなり、ダンデは音量を元に戻し、アンズのためにおいしいみずを冷蔵庫から取ってくる。 「戻りましたぁー!」 「おつかれさま、よかったら水、飲んでくれ」 「あ、ありがとうございます!」 アンズはペットボトルをくるりと回してからキャップを捻り、くんと匂いを嗅いだ。 ダンデは思わずわかるぞ、と言いそうになり大人しく口を噤む。 人からもらった物を警戒するかどうかは、どの程度知識や経験があるかが鍵になる。 そしてアイドルはそういう警戒が必要で、でもおそらく見せないように気をつけないといけない立場だ。 ダンデの前でしてしまったのはおそらく無意識でのことなので、指摘するとアンズは謝る。 謝って欲しいわけでもないダンデには、指摘しないという選択肢しかないのだ。 「オレもキミとバトルをしたくなる、見事なバトルだったぜ!手のひらの上ってやつだったな」 「見てくださったんですね、光栄です!あの人、ブリムオンがミブリムだった頃から応援してくれてるんです。 最初はバトルが好きじゃなくて、でも私に会いたいからって、ミブリム1体だけ連れて。 流石にそういう時は勝つしかないんですよね、あまりにも不自然ですから。 で、傷付いたミブリムを抱えて言うんです、やっぱりバトルは好きじゃないから、アンズちゃんに会いに来るのはこれが最後かなって。 それってすごく悲しいなって、思いません?バトルは楽しいものだって知ってほしいじゃないですか?でも私、どうしたらいいか分からなくて、ただ私はまたあなたとバトルしたいとしか言ってあげられなくて。 それでも、来てくれたんです。 何度も。 すごい人ですよね」 多分それは、キミがそう言ったからだ。 ダンデは話を聞きながらそう思った。 嫌いを我慢してまで会いに行ったアイドルにきっと今日のように両手で握られて、そんな事を言われたらそれはもう一度頑張るに足る事だ。 アンズはおそらく、今まで来てくれたファンを記憶している。 そうでなければ初めてきたファンには負けるなんて決まりは守れないから。 そして2度目以降のファンには、また来てくれたね、と声をかける。 途方もない人数のはずだが、ファンからすればたまらないだろうとダンデですら思う。 先ほどの挑戦者をダンデがバトル慣れしていると判断するほど、バトルタワーに登れるほど育てたのはつまり、アンズなのだ。 ダンデは言うまでもなくガラル全体を強くしたい。 そのために出来ることはなんでもやろうと思っているし、事実そうしてきた。 けれどアンズのようにはきっと出来ない。 ダンデとは違う道ながら、最終的には同じ場所に着くような存在なのかもしれないと、下に置いていた自分を反省して、そしてバトル中のアンズの眼がやはり見覚えのあるような気がして、また脳内で検索をかけたのだった。

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